【北京時事】中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は13日、定年退職の年齢を段階的に引き上げることを決めた。国営新華社通信が報じた。労働力不足に対応するのが狙い。男性は60歳を63歳に、女性は50〜55歳を55〜58歳に見直す。
定年は、今後15年かけて段階的に引き上げる。女性の現在の退職年齢は、幹部が55歳、幹部以外が50歳となっており、最大で5歳延長する。これに伴い、年金保険料を支払う年数も延びる見通しだ。
現行の定年退職年齢は1949年の建国直後に設定されて以降、70年以上据え置かれてきた。