性的暴行などの罪で服役中のハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが、現地時間9月12日、米ニューヨークで新たな性犯罪の容疑で起訴された。
【写真】2020年、ワインスタインの陪審員候補だったジジ・ハディッド
Varietyによると、12日にニューヨークの裁判所で行われた審問で、検察官が発表したそうだ。この審問には、ワインスタインも出廷する予定だったが、収監中のライカーズ刑務所で胸部の痛みを訴え、8日にベルビュー病院に緊急搬送、翌朝開胸手術を受けたために欠席した。弁護人アーサー・アイダラはこの日の審問で、ワインスタインが「死の淵にある」と語ったそうだ。
2020年にニューヨークで2人の女性に対する性的暴行などの罪で有罪判決を受けたワインスタインだが、今年4月、ニューヨーク州最高裁が、23年の服役を命ずる一審判決を破棄し、再審を認めた。ニューヨーク郡地方検事局では、再審にむけ、新たな証人を募る方針を示していたが、実際に何人の証人が出廷するかは不明だそう。
新たな起訴内容は、来週にも行われるワインスタインの罪状認否で明らかになるとみられる。再審は今年11月に予定されていたが、新たな起訴内容が追加されたことで、後ろ倒しになる可能性もあるようだ。