バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが今後のキャリアについて語った。12日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
2007年7月13日生まれで現在17歳のヤマルは、6歳でバルセロナの下部組織に入団。“ラ・マシア”きっての逸材として注目を集めると、昨年4月にクラブ史上最年少となる「15歳と290日」でトップチームデビューを飾った。迎えた2023−24シーズンはクラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス監督の下で右ウイング(WG)の主軸に定着し、チーム内2位となる公式戦50試合に出場。通算7ゴール10アシストを記録するなど攻撃陣を牽引した。
今夏に就任したハンジ・フリック新監督の下でも、ここまで4試合の出場で1ゴール4アシストと躍動しているヤマル。今月にはフランス誌『フランス・フットボール』が選出したバロンドール候補30名にも名を連ね、その市場価値はすでに1億2000万ユーロ(約188億円)とも言われている。
そんなヤマルは自身の今後のキャリアについて「バルセロナを絶対に離れることがないよう願っているよ。僕はバルセロナでレジェンドになりたいんだ」とコメントし、慣れ親しんだクラブへの“忠誠”を明言。さらに、かつて同じ「19番」を背負い、バルセロナに数々の栄光をもたらしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現:インテル・マイアミ)と自身を比較する声については次のように言及している。
「史上最高の選手と比較されるなんて、僕にとっては信じられないことだ。僕が良いプレーを見せているということの証だと思っているよ。ただ、彼との比較は非常に難しいものだ。僕は僕らしくありたいし、ラミンとして人々に記憶されたいと思っている。そのために努めているよ」
なお、ヤマルの活躍もあり、フリック監督率いるバルセロナは開幕から4連勝を記録。フランス代表FWキリアン・エンバペを獲得したレアル・マドリードや、今夏に大型補強を敢行したアトレティコ・マオリードら“ライバル”を抑え、ラ・リーガ首位を走っている。