元共同テレビ会長の岡田太郎(おかだ・たろう)さんが3日午前1時15分、胆のうがんのため東京都内の病院で死去した。94歳だった。東京都出身。葬儀は家族葬で行った。喪主は妻で俳優の吉永小百合(よしなが・さゆり、本名岡田小百合=おかだ・さゆり)さん。後日、お別れの会を開く予定。
文化放送を経て、1958年フジテレビに入社し、ドラマ「日日の背信」「時代劇スペシャル」などの制作やプロデュースを担当。吉永さんの主演映画「愛と死をみつめて」のドキュメンタリー番組(64年)や主演ドラマ「また逢(あ)う日まで」(66年)を制作し、73年に結婚した。85年に番組制作会社の共同テレビ取締役に就任。社長、会長を歴任した。
昨年12月に病気が判明し、闘病していたという。吉永さんは「私は地方での仕事を終え、病院に駆けつけ、傍に寄り添って看取ることが出来ました。生前の皆様のご厚情に深く感謝し、心からの御礼を申し上げます」とのコメントを発表した。