ベル・エポックとよばれる時代に活躍した画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)。その魅力を十二分に堪能できる「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」(札幌テレビ放送・札幌市)が、10月12日〜2025年1月5日に札幌芸術の森美術館で開催される。素描作品を核に、ポスターや版画、さらにロートレックの手紙や写真など作家の内面に迫る作品と資料約300点を展観する。
大衆文化がらん熟した19世紀末パリで、歓楽街モンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人たちを描いたロートレック。そのグラフィック作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションで構成する展覧会だ。「1点もの」の素描は日本初公開。ポスターの下絵などロートレックの制作過程を伝える資料もじっくり見ることができる。夏のパリ五輪を楽しんだ後、ロートレックが生きた19世紀末パリの活況を作品を通して楽しめる。前売券は一般1400円、高校・大学生1100円、小・中学生800円(いずれも税込み)。未就学児、障がい者手帳の提示で本人と付き添い1人が無料。
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