【写真】立川志の輔が愛弟子に愛あふれるメッセージを
高校時代、立川談志師匠の落語に衝撃を受けた夫は、社会人になってからも諦めきれず、談志師匠から「立川流の最高傑作」と称された志の輔のもとへ28歳のときに弟子入りした。志の輔師匠によれば、四番弟子である夫は、8人いる弟子のなかで群を抜いて“ユニーク”。つまり相当な変わり者だ。その一例が語られると、客席からもどよめきが…。なんと夫、師匠からの「落語を見せてくれ!」というお願いに一度も従ったことのない、師匠に落語の稽古をつけてもらっていない!おそらく唯一無二の落語家だった。
一方の妻は、アメリカのIT企業の日本営業をしている国際派。出会いのきっかけは、志の輔のシンガポール公演だった。実は志の輔の大ファンで、当時、現地のホテルの営業担当だった妻は、なんとか自社に泊まってほしいと猛アタック。そこで知り合ったのが、付き添いで来ていた夫だった。
高座での第一印象は、「座布団の上に小さいカマキリが乗っているような印象」。しかしその後、コロナ禍により妻は帰国を強いられ、運命が動きだす。やがて夫の落語を東京で観ることになると、その枕=導入部で話された一言が、妻の心に突き刺さり…。しかし枕からもその人間性は感じられない。人間として興味がわいた妻は、一度お話してみたいと落語を題材にした映画へと誘う。すると夫は、映画館で落ち合うやいなや、「ウチの近所にもあります!」と謎発言。よくよく聞いてようやくわかる“倒置法”に会場は大爆笑。
やがて初デートから約1年で交際開始。最初の妻の誕生日には何もしてくれず不満をもらすと、翌年、得意気に「今年はプレゼントありますよ」と言い出す夫。しかしその中身は、恐怖の手作りプレゼントのオンパレードで…。これにはMC2人も「めっちゃ怖い!」「気色悪い!」と大パニック。客席からも悲鳴に似た声が…。しかし理由を聞くと一気に愛おしい気持ちに。キョーレツながらもかわいらしい夫に対し、「一緒にいると不安な気持ちになって『生きてる!』って感じがする」と、妻も惚れ込んだという。
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ラストには、志の輔師匠から愛弟子夫婦へ愛あふれるメッセージが。夫のユニークさを開花させるためにも、妻の協力が不可欠だと師匠。そして一日も早く、例の「お願い」を聞いてほしいと懇願し、会場中の笑いを誘った。
『新婚さんいらっしゃい!』は、ABCテレビ・テレビ朝日系にて毎週日曜12時55分放送。