アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、ノルウェー代表の試合にて負傷したMFマルティン・ウーデゴーアの状態に言及した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が13日に同監督のコメントを伝えている。
ウーデゴーアは現地時間9日に開催されたUEFAネーションズリーグ(UNL)リーグB3第2節のオーストリア代表戦(○2−1)に中盤の一角として先発出場したものの、1−1で迎えた64分、MFクリストフ・バウムガルトナーのタックルを受けた際、左足首を捻るようにして着地。プレー続行が不可能となり、その後は足を引き摺ってピッチを後にした。
試合後、『スカイスポーツ』など複数のメディアによって、松葉杖をつきながら飛行機に乗り込むウーデゴーアの姿が確認された。ノルウェー代表を率いるストーレ・ソルバッケン監督は「ロッカールームで見る限り状態は悪そうだった」と明かしており、同代表チームのドクターを務めるオラ・サンド氏も「MRI検査から得られた結果によると、足首を骨折している可能性は低いが、このような負傷の場合、少なくとも3週間程度かかることが多い」などと発言。1カ月前後の離脱が確実視されている。
当初、ウーデゴーアは15日に控えるプレミアリーグ第4節、敵地で行われるトッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”を皮切りに、19日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節アタランタ戦、22日のプレミアリーグ第5節マンチェスター・シティ戦など、複数のビッグゲームを欠場すると見られていた。
しかし、アルテタ監督は13日付で「もう少し精密な検査が必要だね。ここからの数日で何が起こるか見てみよう」とコメント。現地時間13日の午後には出場可否を確定させたいとした上で、次のような言葉を残した。
「まずはケガの程度をチェックする必要があるし、どれくらいのスピードで彼が戻って来られるのかも確認しなければならない。マルティン自身は毎日ここでプレーをしたがっている。まずは様子を見ないとね」
「(ノースロンドン・ダービー出場の可能性は)最後はドクターの判断次第だ。彼は出場に意欲的だし、すべての試合のピッチに立ちたいと思っている。だが、そのためには彼の状態がどの程度なのかを確かめる必要があるんだ」
「(直近の試合出場から)48時間が経過している選手は、出場できる認識だ。どうなるか見てみよう」
なお、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスはそけい部の負傷により、8月17日に行われたプレミアリーグ第1節のウルヴァーハンプトン戦(○2−0)を最後に公式戦のピッチから遠ざかっていたが、予定通りに回復が進めばトッテナム戦には間に合う見込み。一方、同じく代表戦で負傷したイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリは、アーセナルのキャプテンと同様に出場に“黄色信号”が灯っている。
対照的に、トッテナムは負傷していたオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、イングランド人FWドミニク・ソランケに復帰の見込みが立っているという。マリ代表の試合にて負傷したMFイヴ・ビスマは状態が不透明で、直前の判断になると予想されている。