7月に11歳になり、すっかり成長したジョージ王子。夏休み最終日には、初めての飛行訓練を受けていた(『The Prince and Princess of Wales Instagram「Wishing Prince George a very happy 11th birthday today!」』より) ウィリアム皇太子(42)とキャサリン皇太子妃(42)の長男ジョージ王子(11)が最近、飛行訓練を受けたことが明らかになった。王子はインストラクターとともに飛行機に乗り、両親が見守る中、1時間弱飛行した。英王室では、上級メンバーがパイロットとして活動してきた伝統がある。ジョージ王子も家族の伝統を受け継いで、パイロットとしての道を歩み始めたようだ。
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英メディア『The Sun』は現地時間12日、ジョージ王子が夏休み最後の日に、初めての飛行訓練に挑戦したと伝えた。王子が通う名門私立学校「ランブルック・スクール」は、9月の第一週が夏休み最後の週だった。
王子が訓練を行ったのは、英ウィンザーにあるウィリアム皇太子一家の自宅から16キロほど離れた場所にある「ホワイト・ウォルサム飛行場」だ。
当日のジョージ王子は、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃とともに3台の車両で現地に到着。インストラクターと一緒に飛行機に搭乗し、飛行訓練を受けた。
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、王子とインストラクターが乗る飛行機が滑走路から離陸して飛行し、1時間弱後に無事着陸する姿を見届けた。
ある目撃者は同メディアの取材に応じ、「ジョージはまだ11歳ですが、(訓練を)始めるにはちょうどいい時期です。ロイヤルファミリーには誇らしい飛行の伝統があり、ジョージはその次の世代になるようですね」と話し、こう続けた。
「彼の両親は、ジョージが飛び立つのを地上から見ていました。彼はインストラクターと一緒に飛び、とても楽しそうでしたよ。」
飛行訓練の終了後、親子3人は「西ロンドン航空クラブ(West London Aero Club)」の本拠地である、飛行場内のクラブハウスでしばらくくつろいだ。
クラブハウスには30〜40人ほどいたが、親子は落ち着いた様子で過ごしていたと、目撃者は語っている。
英国では飛行訓練スタートの年齢制限はないが、免許取得に必要な訓練時間は14歳からとなる。飛行試験は16歳から受けられ、17歳になれば免許を保持して乗客を乗せることができる。
英王室の上級メンバーは、飛行機を操縦する伝統がある。
ジョージ王子の曾祖父である故エディンバラ公フィリップ王配は31歳だった1952年11月、ホワイト・ウォルサム飛行場で飛行訓練を受けた。その後、ノース・アメリカン社製の高等練習機「ハーバード」に乗り続けた。
ウィリアム王子(以下、当時)とヘンリー王子は名門「イートン・カレッジ」の陸軍士官候補生隊に所属していたが、軍隊に入るまで飛行訓練を受けることはなかった。
ウィリアム王子は27歳だった2009年に、英空軍(Royal Air Force)の集中訓練プログラムを開始。固定翼機の操縦を学んだ後、ヘリコプター操縦に転向した。
翌年には、空軍捜索救助部隊のヘリコプター操縦訓練を修了。ウェールズ地方での任務に就いた後、イースト・アングリアン航空救急の救急ヘリパイロットとして従事した。
ヘンリー王子も兄と同様に固定翼機での飛行訓練を受け、2012年にはアフガニスタンで攻撃ヘリコプター「アパッチ(Apache)」のパイロットを務めた。
チャールズ皇太子(当時)は英空軍で4か月の飛行訓練を受けており、アンドルー王子は1982年にフォークランド紛争でヘリコプターのパイロットを務めた。
ジョージ王子の弟ルイ王子(6)も将来パイロットになりたいと考えているようで、昨年5月に初公務を行った際に「戦闘機のパイロットになりたい!」と話していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Wishing Prince George a very happy 11th birthday today!」「A family day out at the @airtattoo」』『Royal International Air Tattoo Instagram「We were thrilled to welcome The Prince and Princess of Wales,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)