シリーズ読者投稿〜あなたに届け、この「ありがとう」〜 投稿者:Nさん(大阪府・30代女性)
その日、Nさん一家はショッピングモールに買い物に出かけていた。
その途中、ふと目を離したすきに幼い娘がいなくなってしまい......。
娘が迷子になってしまって...(画像はイメージ)
<Nさんの体験談>
3年前の3月上旬、夫と3歳の娘とイオンモールで買い物をしていた時のことです。
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夫と商品を手に取って話していたほんの少しの間に、一緒にいた娘がいなくなってしまったのでした。
娘の名前を叫んで店内を探し回り...
すぐに周りを探して、誘拐されたかもしれないと過去にあった事件も頭をよぎり夫と手分けしてトイレも探し回りましたが見つからず......。
インフォメーションセンターに事情を説明して、見つかったらすぐに電話をもらえるようにお願いし、その後も娘が行きそうなお店を周り、名前を叫びながら探しました。
その時間は生きた心地がしませんでしたし、時間がとても長く感じました。
ショッピングモールを探し回り...(画像はイメージ)
20分ほど経った時、イインフォメーションセンターの方から娘が見つかったと連絡がありました。
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すぐに駆けつけると、娘は数十分前と何も変わらない元気な姿でそこに居ました。
それを見て、私は必死に泣くのを我慢しました。
緑の服を着た、優しいおねえさんへ
娘は駐車場に一人で立っていて、それを女性のお客さんが見つけて連れて来てくれたとのこと。
その方にお礼がしたいと思ったのですが、娘を預けたあとすぐに帰られたようで何もできなかった事がずっと今も心残りです。
娘に聞くと、緑色の服を着た優しいお姉さんと話してくれました。娘は早く帰ってジュースが飲みたかったらしく、自分の家の車のところに立っていたそうです。
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駐車場にいた娘(画像はイメージ)
あの時は娘がいなくなったことが本当に怖くて、今でも思い出すと涙が出ます。二度と目を離さないと誓いました。
できる事なら娘を見つけてくださった方に直接お礼が言いたいです。
その時、幼稚園に入園する直前だった娘は今、小学1年生。
まだまだ目は離せませんが、助けてくださった方のおかげで元気に過ごしています。
娘を助けていただいて、本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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