日常的に使うリュックサックをよくよく見てみると、思わぬ機能が隠れていることも。本記事では、リュックに付いている「バックル」の意外な機能について紹介します。
●バックルの基本的な役割は「留め具」
リュックに付いているバックルの基本的な役割は、ウエストベルトやチェストストラップなどを身体にしっかりと装着するための「留め具」です。ベルトの長さを調節することができ、着脱も簡単なアイテム。特にアウトドア向けのリュックには欠かせないパーツと言ってよいでしょう。
バックルにはさまざまな種類があり、用途によってデザインが異なります。腕時計やベルトなどのバックルは、使用する素材や形状によって大きく印象が変わるため、ファッションのデザイン性を高める装飾としての役割を持つこともあります。
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●バックルの“隠し機能”は……
さて、先述した役割以外の“隠し機能”を持つバックルがあることをご存じでしょうか。実は一部のバックルには「笛」の役割を果たすものがあります。
一部の登山用のリュックに、笛機能付きのバックルが搭載されています。登山中に身動きが取れなくなり誰かに居場所を知らせたいときなど、緊急時を想定して備えられているのです。
山では大きな声を出しても周囲の音にかき消される恐れがあるため、音の響く笛があるといざというときに心強いですね。
●子供の安全対策にも
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登山用のリュックだけでなく、子供用のリュックにも笛機能が付いたバックルが搭載されていることがあります。これは、子供の身に緊急事態が起こったときに周囲に知らせるため。安全ブザーのように使うことを想定しています。
秋の行楽シーズン、リュックを持って出かける人もいるのではないでしょうか。ぜひ出かける前に、一度手持ちのリュックのバックルをチェックしてみてください。