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記録的な残暑が続いている日本列島にも季節が進んでいることを感じさせる便りが届くかもしれません。今週後半の20日〜21日ごろには北海道の山では雪の降る可能性があります。
●北海道の山では雪の可能性
西日本や東日本では、猛暑日(最高気温35度以上)が続いている所もあり、記録的な残暑となっています。暑さにうんざりな方にも季節の進みを感じる便りが届くかもしれません。今週後半の20日〜21日ごろにかけては、北海道の上空3000m付近にマイナス6℃以下の寒気が流れ込むでしょう。10月下旬から11月並みの寒気で、道北にそびえる利尻岳や大雪山系の旭岳、黒岳などの山の山頂付近では雪が降る可能性があります。
昨年の旭岳の初冠雪は10月4日(平年より9日遅い)です。それよりも早い初冠雪の便りが届く可能性もあります。
●全国一番の常連 富士山は?
初冠雪の便りが届けば、今シーズ全国初となりますが、全国初の常連には富士山があります。北海道にくらべ南に位置しますが、標高が高いため山頂付近の気温が低く、この時期は秋雨前線など影響で雨雲や雪雲がかかりやすいこともあります。昨年は10月5日に初冠雪の発表があり、旭岳に次いで全国2番目でした。旭岳と富士山どちらが全国初の初冠雪になるかを楽しむのも良いでしょう。
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●初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。
また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。
(なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)
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