前回からの続き。私はアカリ45歳。旦那(タケヒコ)46歳と、大学一年生の娘(ユウナ)と3人暮らしです。娘がバイトをしたいという場所を聞いてビックリ! それはメイドカフェだったのです。可愛い衣装を着て働きたいというのが理由だそうですが、私は受け入れられず反対。しかし頭ごなしに「ダメ」と言うのはよくないと思い、メイドカフェに行って実態を調べることにしたのです。そこでわかったのは客への注意喚起がしっかりされていることと、店内はほのぼのとした雰囲気であることでした。
「そういうことは全然ないですよ、執事が常に店内をチェックしているんです」
メイドさんの視線の先を見ると、執事の服を着たマネージャーらしき人物が、店内を見回していました。
なんでも、もめごとが起こりそうになると、執事がすぐに駆け付けてくれる仕組みになっているそうです。
「あなたは働いていて楽しい?」と私が聞くと、メイドさんは満面の笑みで
「はい、すっごく!」と答えてくれました。
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実際にメイドカフェを訪れてみて、ユウナの気持ちが少し理解できたような気がしました。
家に帰ったあと、私は考えを巡らせます。
正直、まだ抵抗はある。でも反対したせいで隠れてバイトをされたり、なにか他の危険なバイトをされるよりは……。
そして私は決意。娘にメイドカフェで働くことを許可したのです。
すると娘は「本当? やったーありがとう! バイトしたら、お金、家に入れるね」と大喜び。
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実際にメイドカフェに行って、そこでバイトをしている子たちの話を聞いた私。
彼女たちが楽しく、嫌な思いもせず働いていることを知って、娘がここでバイトすることを許可してもよいと思いはじめました。
まだ少しだけ迷いつつも、バイトしてもいいと娘に告げると大喜び。
夫にはタイミングをみて、私から話そうと思っていました。
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夫は予想通り大反対して、娘と大喧嘩をしたのでした。
【第4話】へ続く。
原案・編集部 脚本・ササミネ 作画・よしはな 編集・石井弥沙