まもなく発表!「第76回エミー賞」真田広之らの受賞に期待高まる『SHOGUN 将軍』

13

2024年09月15日 16:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

「第76回エミー賞」で真田広之ほか主要部門で多くの受賞が期待されている『SHOGUN 将軍』(C)2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks
 米国テレビ界の“アカデミー賞”ともいわれる最高峰の賞「第76回エミー賞」の授賞式が、現地時間15日(日本時間16日 午前9時〜)にロサンゼルスで開催される。注目の的は、俳優の真田広之がプロデュース・主演したドラマ『SHOGUN 将軍』。現地の有力メディアも「『SHOGUN』が勝つ」(The Hollywood Reporter)などと予想している。(※下段にノミネートリストを掲載)

【動画】『SHOGUN 将軍』キャスト陣の感想トーク

 今回、最高賞である作品賞をはじめ、最多22部門で25のノミネート(関連番組を含めると26ノミネート)を受け、計11人の日本人が候補に名を連ねる。これは同賞の歴史の中で最多の人数となる。

 真田とアンナ・サワイがそれぞれ主演男優賞と主演女優賞に、浅野忠信と平岳大がともに助演男優賞にノミネート。アッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チューバとともに、雅楽をはじめとする日本の伝統音楽のアレンジで石田多朗が参加した音楽でもテーマ曲賞と作曲賞の2部門にノミネートされている。

 先んじて、今月7日と8日(ともに現地時間)に発表された、主に製作・技術に携わった人々に贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞(Creative Arts Emmy Awards)」では、『SHOGUN 将軍』が14部門で受賞し、日本人最多となる7人が栄冠に輝いた。

 『SHOGUN 将軍』は、ジェームズ・クラベルの小説を原作とする、日本の戦国時代を舞台に武将とその家臣となったイギリス人航海士などをめぐる物語。アメリカの有料テレビチャンネル「FX」が制作し、動画配信サービスなどを通じて世界的なヒットとなった。日本では、ディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて配信されている。

 ハリウッドが生み出す圧倒的なスケールと、プロデューサーの真田をはじめ、日本の専門家たちが現地の制作チームと共に衣装や小道具、所作など細部にまでとことんこだわって制作したクオリティの高さ、そして出演する俳優たちのリアリティあふれる演技などが世界的に話題になった。

 台詞の大半が日本語の作品が高い評価を得ている点も特筆すべき点だ。英語ではない言語の作品が「エミー賞」ドラマ部門の作品賞にノミネートされるのは、2022年の韓国のドラマ『イカゲーム」に次いで、2作品目。

 今年はほかに有力候補が少なく、『SHOGUN 将軍』が25ノミネートを獲得している時点でほかを圧倒している。

 なかでも、本作で製作総指揮を務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚に演じた真田の主演男優賞ノミネートは特別な意味を持つ。1980年にも同じ小説をドラマ化した『将軍 SHOGUN』で、主演の三船敏郎が同じ賞にノミネートされたが、受賞は逃した。真田が本作で悲願の受賞を果たすのか、注目せずにはいられない。

 すでに、「ゴールド・ダービー TVアワード(Gold Derby TV Awards)」と「TCA(Television Critics Association)」で2冠を達成しているアンナ・サワイの受賞も有力視されている。

■「第76回エミー賞」ドラマシリーズ部門 『SHOGUN 将軍』ノミネート一覧(★=受賞)
(1)作品賞
(2)主演男優賞:真田広之
(3)主演女優賞:アンナ・サワイ
(4)助演男優賞:浅野忠信
(5)助演男優賞:平岳大
★(6)ゲスト男優賞:ネスター・カルポネル
(7)監督賞:フレッド・トーイ監督
(8)脚本賞:第1話「安針」 レイチェル・コンドウ、ジャスティン・マークス
(9)脚本賞:第9話「紅天」 レイチェル・コンドウ、カイリン・プエンテ
(10)撮影賞:第1話「安針」 クリスト・ファーロス
★(11)撮影賞:第9話「紅天」 サム・マカーディ
★(12)編集賞:マリア・ゴンザレス、三宅愛架 他
(13)テーマ曲賞:アッティカス・ロス 他
(14)作曲賞:アッティカス・ロス 他
★(15)キャスティング賞:ローラ・シル、川村恵 他
★(16)プロダクションデザイン賞:ヘレン・ジャービス 他
★(17)音響編集賞:ブライアン・アームストロング、山内あや子 他
★(18)音響賞:スティーブン・ペターソン、赤工隆 他
★(19)視覚効果賞:マイケル・クリエット 他
★(20)スタント・パフォーマンス賞:南博男、帯金伸行 他
★(21)メインタイトルデザイン賞:ナディア・ツオ 他
★(22)メイクアップ賞 歴史劇&ファンタジー部門:レベッカ・リー 他
★(23)プロステティック メイクアップ賞:トビー・リンダラ 他
★(24)衣装デザイン賞:カルロス・ロサリオ、田中謙一 他
★(25)ヘアースタイリング賞:サンナ・セッパネン 他

★(26)特別番組『The Making Of Shogun』が短編部門のノンフィクション/リアリティシリーズ賞を受賞

このニュースに関するつぶやき

ニュース設定