● オリックス 0 − 3 ソフトバンク ○
<20回戦・京セラD大阪>
オリックスの宮城大弥投手(23)が15日、優勝マジックを「8」としているソフトバンク戦に先発登板。この日も打線の援護に恵まれず勝利投手の権利は得られなかったものの、8回4安打無失点の快投を披露した。
8月以降、快投を続けているエース左腕。この日も直近3試合で計27得点を記録してる強力打線をキッチリと封じ込めた。3回は二死満塁のピンチを招いたものの、4番・山川の内角直球で一邪飛に仕留め無失点。0−0のまま迎えた7回は、四球と単打で一死一、三塁のピンチを招いたものの8番・石塚を二飛斬り。最後は二死満塁で1番・今宮を中飛に退けゼロを刻んだ。
最後のイニングをなった8回は3者凡退で締め、8回121球、4安打無失点、9奪三振3四球の力投。これで直近5登板は、8月17日の日本ハム戦7回無失点、同24日のロッテ戦8回無失点、同31日の楽天戦8回無失点、9月8日の日本ハム戦8回途中1失点、そしてこの日は8回無失点と、5試合中4登板が無失点投球となった。
5年目の今季は5月上旬に『左大胸筋の筋損傷』のため約1ヵ月半離脱。それでも、この日の登板を終えた時点で消化イニングは119回2/3となり、2年目から4年連続となる規定投球回クリアが現実味を帯びてきた。
さらに、8月以降の快投連発で防御率は1.96に良化。この日も打線の援護に恵まれず勝敗数は5勝8敗のままとなったが、最優秀防御率のタイトル獲得が見えてきた。
オリックスは打線が最後まで得点を奪えず今季21度目の完封負け。投手陣は11回までゼロを重ねたものの12回に3点を失い、5番手の山田が2敗目(3勝)を喫した。