自民党総裁選に立候補した林芳正官房長官は15日のフジテレビ番組で、台湾有事の際の邦人救出について「私が首相になった時は法律を少し超えるところがあってもやりたい」と表明した。「その後、責任を取って辞任する」とも語った。
台湾周辺で中国が海上封鎖に踏み切った場合、安全保障関連法に基づきどう事態認定するか問われ、高市早苗経済安全保障担当相は「(集団的自衛権を限定行使できる)存立危機事態になるかもしれない」と指摘。石破茂元幹事長は「少なくとも(米軍など他国軍を後方支援できる)重要影響事態だ」と語った。
小泉進次郎元環境相は北朝鮮による日本人拉致問題に関し、金正恩朝鮮労働党総書記との意思疎通が重要だとの認識を示した上で「父親同士が会った歴史もある」と強調。2002年と04年に小泉純一郎首相と金正日総書記が会談した経緯も活用して突破を図りたいとの考えを示した。