『光る君へ』伊周の企てを阻んだ隆家 竜星涼「兄貴を守ったような気がするんですよね」【君かたり】

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2024年09月15日 21:01  ORICON NEWS

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大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原隆家を演じる竜星涼の声を紹介する。

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――伊周の企てを阻む隆家
弟からしたら、ちょっとがっかりするじゃないですけど、そこまでいってしまったかと。もちろん自分の立場も脅かされる。兄弟だしっていうことも含めて、今までもそうですけれど「もうやめてくれよ」っていう。「もう大人しくしていてくれよ」、「もうそれを受け入れて生きてくれよ」っていう思いはありながらも、やっぱり隆家は自分がとか道長を守るとかっていうよりは、兄貴(伊周)を守ったような気がするんですよね、あのシーンというか。

それをやって、より罪を重く生きる兄貴をやっぱり兄弟として見たくないっていう。そういうのがあってもいいんじゃないかなって。だから守ったあとのシーンとかで二人で会話するシーンとかがあったりするんですけど、そこなんかはとっても僕自身、兄貴を責めるでもなく、自分がしてしまった過ちでこうなってしまった可能性が少なからずあるっていうのをわかりつつ、自分が初めてそこで謝る。謝って変わることじゃないけど、でも謝ることで少しでも兄貴が変わってくれるんだったらっていう最後の望みですよね。

最後の望みを持ったけれど、やっぱり反応はいまいちで、それすらも、弟しての思いすらも、血のつながった家族ですらも、もう止められなくなってしまったか、という寂しさみたいなものがあったりとか、逆にそれを止められなかった自分に対する怒りみたいなものはあったんじゃないかなと。

あのシーンではそういう感情が湧き上がってきたりしましたね。兄弟の中でもやんちゃ坊主な彼が昔に起こしてしまった過ちのせいで変な話、没落していくわけですから。「すべてはお前のせいだよ」と言われても仕方がないんですけれど、ただやっぱりでも弟だよねっていう。だから結局なんだかんだ憧れていた兄貴から、そうじゃなくなった兄貴になったとしても結局やっぱり弟でいたいなっていうのを、僕の中ではあそこのシーンで見せられたらなっていう願掛けのような気持ちでしたね。

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