○ カブス 9−2 アスレチックス ●
<現地時間9月16日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスがアスレチックスとのカード初戦に大勝。先発した今永昇太投手(30)は6回2失点の投球で勝利投手。鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場し、3安打を記録した。
今永は初回、試合開始の第1球で先頭打者ウィルソンに三塁打を浴び、一死一、三塁とピンチを背負いながらも無失点の立ち上がり。先制直後の2回表は、一死一塁から8番ネビンを見逃し三振に仕留め、このアウトにより今季の規定投球回に到達。9番スチュエマンを左直とし、この回も無失点で終えた。
大量6点リードの3回裏には、2番ルーカーに38号2ランを浴びるも、後続を三者連続三振。その後も毎回の11奪三振で今季最多を更新。初回から毎イニング走者を背負ったが、要所を抑えた投球で失点は2ラン被弾のみ。2002年の石井一久氏に並んで日本人左腕最多となる14勝目を手にした。
カブスは初回、二死から鈴木、コディ・ベリンジャー、アイザック・パレデスの3連打で先制に成功。2回裏には、スワンソンの15号3ランなど一挙5点を追加し、最終的に18安打、9得点で快勝。12試合を残し、試合終了時点でナショナル・リーグのワイルドカード圏内まで5ゲーム差としている。
この試合の今永は6回99球を投げて5安打、3四球、11奪三振、2失点という投球。MLB1年目での規定投球回到達は昨季の千賀滉大(メッツ)に次いで日本人8人目の快挙となった。今季成績を14勝3敗とし、防御率はナ・リーグ3位の『3.03』に低下させた。
また、鈴木は5打数3安打の活躍で7試合連続安打をマーク。今季成績は打率.278、OPS.835となっている。