「大阪かに源 道頓堀店」はきょう17日から10月10日までの期間限定で、立体看板のカニのはさみ部分に、8月23日に切除された「金龍ラーメン 道頓堀店」に設けられていた立体看板の龍のしっぽ部分を設置することを発表した。
【写真】つぶらな瞳から涙を流す「金龍ラーメン」龍
「金龍ラーメン 道頓堀店」の龍のしっぽは大阪高等裁判所から撤去の命令を受け、8月23日に切除され、龍の目からは涙がこぼれていた。
今回のコラボレーションは、道頓堀を盛り上げたいという大阪かに源と「金龍ラーメン」を運営する金龍製麺の思いから実現した。大阪かに源が取り組む能登半島地震の被災地支援にもつなげ、期間中は「大阪かに源 道頓堀店」で用意した加賀野菜や石川県の名産を寄付した人に贈る「能登震災被災地募金運動」を行う。名産品の販売もしており、売り上げ金は全て寄付される。
大阪かに源代表取締役・武田源氏は「今後ともお互いこの道頓堀で切磋琢磨しながら、道頓堀商店街を盛り上げ、商売もお互い、まぁ、気張って行きまひょ!」と金龍ラーメンにエールを送った。
金龍製麺代表取締役社長・林裕人氏は「同じく道頓堀に店舗を構える大阪かに源様にお声がけをいただき、コラボレーションの機会を頂戴したことに、エールのメッセージまで寄せていただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を表した。
【コメント全文】
■大阪かに源代表取締役・武田源氏
2024 年2 月に能登震災募金を道頓堀商店街でやらせていただいた時、たくさんの商店街のお店の方々にご協力していただきました。能登半島出身者として、心より厚く御礼を申し上げます。
昨月、金龍ラーメンさんの龍のしっぽを切らなければいけないニュースを見ました。偶然にも新店(道頓堀店)のかに立体看板の制作会社は、金龍ラーメンの立体看板と同じポップ工芸さんでした。ポップ工芸の中村社長と「切ったしっぽを何かに使えないか」と話し合う中で、「かに源のハサミで、金龍ラーメンのしっぽをはさむ」というアイデアが生まれ、金龍ラーメンさんにお声がけし、道頓堀を盛り上げたいという両社の想いが合致して今回のコラボレーションが実現しました。
能登半島地震から8ヶ月以上が経ち、震災当初は活発だった支援の動きも少なくなっています。今回のコラボ期間中、能登支援の取り組みをあわせて行うことによって、復興支援の機運を再度高めることができないかと考えました。金龍ラーメンさんにもこの趣旨に賛同いただき、コラボ期間中に「能登震災被災地募金運動」を行うことになりました。
金龍ラーメンさんへ
今後ともお互いこの道頓堀で切磋琢磨しながら、道頓堀商店街を盛り上げ、商売もお互い、まぁ、気張って行きまひょ!
■金龍製麺代表取締役社長・林裕人氏
先月8月に龍の立体看板のしっぽを切除した際、予想を超える大きな反響をいただき、さまざまなご意見・ご感想を頂戴しました。今回の出来事をうけて、龍の立体看板は金龍ラーメンのアイデンティティであることを当社としても再認識したと共に、この龍のしっぽを道頓堀の活性化に少しでも活用できないかという想いを持つに至りました。
このように考える中、同じく道頓堀に店舗を構える大阪かに源様にお声がけをいただき、コラボレーションの機会を頂戴したことに、エールのメッセージまで寄せていただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちをうれし泣きする龍の立体看板で表現させていただきました。今後とも、他店様とも協力しながら、道頓堀を盛り上げていきたいと思います。
また、「道頓堀のカニと龍のコラボレーション」の期間中、大阪かに源様が行う能登復興の取り組みに、少しでも貢献できればと思っています。