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米Appleが、9月17日に提供を始めたiPhone向けOSの最新バージョン「iOS 18」。さまざまな機能が追加される中、Xで話題に上がっていたのが「なぞり入力」の日本語対応だ。キーをタップするのではなく、画面をスイスイと“なぞる”ことで文字を入力できるという。
通常、iPhoneのQWERTYキーボードで日本語を入力する場合、PCのキーボードでローマ字入力するのと同じように、各キーをタップして日本語を入力していく。一方、なぞり入力では一度キーをタップすれば、指を画面から離すことなく次のキーに移動して文字を打ち続けられる。
強みはタップして入力するのに比べ、入力に必要な指の動きが減るため、高速で文字を打てる点だ。実際、英語では以前からなぞり入力機能が利用でき、効率的な入力方法として人気がある。
使い方は、設定から「日本語-ローマ字入力」のキーボードを追加して、なぞり入力の機能をオンにするだけ。iOS 18が対応するiPhone 11シリーズ以降/XS/XS Max/XR/SE(第2世代以降)で利用できる。
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●高速で入力できるが慣れも必要 実際の使用感
実際に使ってみると、入力速度が大きく変わるのを実感する。例えば「こんにちは」と入力する場合、通常の日本語ローマ字入力だと途中で「n」のキーを3回タップする必要ある。しかしなぞり入力ではシームレスに「o」から「n」「i」へと通過していくだけで入力できる。
片手での操作性も向上する。画面に指を滑らせ、フリック入力に近い感覚でQWERTYキーボードを扱えるため、通常の日本語ローマ字入力よりも片手で操作しやすく感じた。
ただし、打ち間違いも増えた。フリック入力に比べてキーのサイズが小さいため、ミスもしやすい。なぞる速度が遅いと、キーからキーに移動する途中のキーを入力したと認識されるため、それなりに慣れも必要そうだ。
とはいえ、普段から日本語ローマ字入力に慣れている人にとっては、高速での入力を実現する機能になりうる。チャットツールでの応対をはじめ、スマートフォンで済ませられる業務も少なくない昨今。今のうちに慣れておけば、将来大きな時短になるかもしれない。
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