理系大学の4年生である、あんなさん(@anna_irie)。大学受験で失敗した経験から、「大学生活はとことん楽しむ」をモットーとして「整形した?」と疑われるほどの垢抜けに成功。大学院入試で東京大学大学院に合格。「本気で勉強して人生を変えました」とこれまでの奮闘を発信した動画は79万回再生され、「すごすぎ」「大学で周りの雰囲気に流されず勉学に励むってかなり難しいのに…」「学歴ロンダリングすら諦めて内部進学した身からしたら尊敬」などと反響を集めました。大学受験失敗から東大院合格までの奮闘、学歴への考え方について話を聞きました。
【写真】「学歴も外見も強い」整形を疑われるほど…あんなさん、16歳すっぴんから韓国風メイク映える美女に変貌■現役生の時に感じた心残り「後悔のないように勉強をやりきる事ができなかった悔しさの方が強かった」
ーーTikTokで投稿に「大学受験を失敗した」とありましたが、実際に高校3年生の受験を終えたときの気持ちは、今振り返ってみるとどのようなものだったのでしょうか?
「大学に合格できなかった悔しさというより、後悔のないように勉強をやりきる事ができなかった悔しさの方が強かったです。ですので、やっと受験から解放されたというより、がむしゃらに勉強して気がついたら受験が終わっていたという感じで、心残りが強かった印象があります。ただもう一年頑張る程の度量が自分には感じられなかったので、浪人は選ばずに合格した大学に進学することを選びました」
ーーどのように気持を切り替えて、大学生活にのぞまれましたか?
「過去を振り返って後悔するのは時間の無駄だと思ったので、大学生活は楽しもうという気持ちに切り替えました。そんな中で、高校の同級生で私のように志望大学とは別の大学に通っている友達が、大学院でもう一度志望大学に挑戦しようとしていることを耳にしました。そのことをきっかけに、院試のことを頭の片隅に置きながら大学生活を送るようになりました」
■院試で学歴へのコンプレックスを払拭させることが勉強のモチベーションになっていた
ーー学歴へのコンプレックスをどの程度感じていて、どのようなことが勉強へのモチベーションとなったのでしょうか?
「実は私自身の学科を含め、大学全体がそのまま同じ大学院に進学する人が多い傾向にあるんです。なので私も大学院にはもともと進学する予定だったのですが、結局院に進学するなら、最後の受験は全力で挑戦してみる価値があるのではないかと思い、東大の大学院の受験を考えるようになりました。今まで心残りがある中で大学生活を送ってきた中で、この受験でそれを払拭させることが勉強のモチベーションになっていたと思います」
ーー「大学で、周りの空気に流されずに勉強を頑張り続けることも大変」というコメントがありました。現役の時とは異なる苦労、がむしゃらに頑張ったエピソードなどあればお聞かせください。
「短期間ではありましたが、睡眠と食事の時間以外は勉強している日々でした。大学3年間を通してメイクや見た目を研究したことも、”正解のない”大変さがありましたが、辛さで言うと断然受験になります(笑)。受験のエピソードで言うと、入試の1ヵ月前から当日までは、1日におよそ12〜13時間くらいは勉強してました。人生最後の受験と思ってやっていたので不思議とそこまで苦ではなかったです。人生最後の受験を悔いなく終えることができて本当に嬉しいです」