今回紹介するのは藤原ハガネさんが2024年8月6日に投稿した「マンチキン」を紹介する。
文/村上麗奈
イントロからスピード感とユーモアに溢れる音使いが印象的。軽快かつ動きの多いMVとリズミックな歌詞の情報量に圧倒される楽曲だ。
Bメロ部分のMVがまとめ動画風になっていたり、時々リリックがインターネットでよく見る赤、金、白のゴシック体になっていたり、ニコニコ本社を爆破しようとしたりと、曲を通してとにかくたくさんのインターネットミームが登場する本曲。
サビではテトが手の振り付けを踊り、<ハンパなマチガイと>の部分ではテトが増殖したりと、ヒットしたボーカロイド楽曲のオマージュとも取れるシーンも多々。
捉えようによっては若干いかがわしく聞こえる歌詞も、あのボーカロイドPの楽曲のオマージュだろうか。
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何度も聴いてしまう中毒性がある楽曲だが、その中毒性はネタの宝庫のような歌詞やMVだけが生んでいるわけではなく、メロディーの緩急も重要な要素であろう。
例えばAメロ、<最初はグーでガッデム>は1音につき2文字が当てられていることが多く早口な印象を受けるが、続く<とおもむろに>は1音につき1文字で、その差が緩急を生んでいる。
サビでも<ハンパなマチガイと>と<ひたすらガチガチな自重>という文字数の異なる歌詞が連続して同じ拍数に収められていたりと、いたるところでメロディーに緩急が付けられている。
MVの情報量やリズム感のよさに加え、メロディーの緩急が何度も聴きたくなる中毒性を生んでいるのだろう。
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