ローソンと、同社を共同経営する三菱商事、KDDIの3社は18日、東京都内で記者会見を開き、デジタル技術を活用した「未来のコンビニ」の実現に向けた取り組みを発表した。2025年春に、品出しや調理を行うロボットを配備し、業務の効率化を図った店舗を、東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」にオープン。30年度までに店舗従業員の作業量を3割削減する。
ローソンの竹増貞信社長は会見で、「人手不足は一丁目一番地の課題。大胆にメスを入れる」と強調。店舗には、客に最適な商品を薦める人工知能(AI)サイネージ(電子看板)を設置するほか、介護や金融資産など暮らしの相談をするリモート接客ブースも展開する。品ぞろえを徹底し、「世界一成長する店舗を目指す」と語った。
記者会見の会場に登場した品出しロボット=18日午後、東京都港区