わが子には「好き嫌いなく何でも食べなさい」と言いつつも、苦手な食べものがあるというママもいるではないでしょうか? じつは子どもには内緒にしているそんな苦手な食べものが、義実家で出てきたらどうしますか? ママスタコミュニティにこんな投稿が寄せられました。
『義実家で嫌いなものを毎回出されます。はじめのうちは「苦手で食べられなくて……」と言っていたのですが、最近は面倒なので、無理して食べています。私が苦手なことを旦那は知っているのに義母から勧められると「もらったら?」と。義母は嫌がらせではなく、忘れているだけだと思うのですが。旦那から義母に一言いってくれてもいいと思いませんか?』義実家では何かと気を遣う、というママも少なくないでしょう。特に食事を用意してくれた義母さんに対して、簡単には断りづらいですよね。ママたちはどうアドバイスするのでしょうか……?
はっきりと断ればいいよ
投稿者さんの嫌いな食べもの。それはお刺身なのだとか。昔は大好物だったようですが、なぜか味覚が変わり食べられなくなってしまったそう。そのような状況なら、お義母さんにはっきりと断ればいいのでは? と考えるママたちも多くいます。
『たとえ毎回であっても「苦手なのですみません」と断る。そのうちに覚えてもらえるのでは?』
『元々大好きだったなら苦手になったことが修正できていないんじゃない? 無理に食べないで、事あるごとに「苦手になってしまって」って言い続けた方がいいかと。刺身なら他に食べる人いるでしょう』投稿者さんが無理して食べるから、それほど嫌いだと思っていないのでは? という声もありました。確かに、断るのが面倒だからと無理して食べていたら、お義母さんも投稿者さんが好きで食べていると勘違いしてしまうかもしれません。
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自分をごまかし、無理やり食べた!
投稿者さんと同じように義実家に気を遣い、断り切れなかった経験をもつママたちもいます。
『魚の頭のあら煮を無理矢理食べた。目玉も食べて、と言われたけれどそれは残した』
『私も毎回、苦手なお刺身を出される。残すと持って帰ることになるから、無理して食べている』刺身が嫌いなママは、投稿者さんだけではないようです。魚は好きでも生魚は苦手という人もいるかもしれません。義実家に気を遣って嫌いなものでも頑張って食べようとする健気なママたち……。その姿を褒めてあげたいですね。
嘘も方便。ごまかしては?
投稿者さんは義母さんについて「このこと以外は本当にいい義母なんです」と言います。だからこそ余計にはっきりと断れないのでしょう。そんな投稿者さんに、うまく乗り切るワザを伝授してくれるママたちもいます。
『義実家は大皿で出されるから食べていない。「食べてね」と勧められても「食べました! 美味しかったです」って言ってごまかしてるよ』
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『「ありがとうございます!」って返事だけして食べなければいい』
『これ旦那くんが好きなんだよね。はいどうぞってすべて旦那に食べさせる』義実家といい関係を保ちたいと思っているママも多いでしょう。自分が食べないことが引き金となり、義実家との関係性が悪くなることは避けたい、と考えるママがいても不思議ではありません。苦手なものは旦那さんに食べてもらう、食べられるものだけを口にして「これ美味しいですね!」と感想を伝え、苦手なものは回避するママもいました。
問題なのは旦那さんなのでは?
ところで今回気になるのは、旦那さんの発言です。投稿を読んだママたちの怒りの矛先は、義母さんにではなく旦那さんに向かいます。
『義母より旦那さんがヒドイよね。苦手だと知っていて「もらったら?」って。うちならブチ切れ案件』
『妻が嫌いなのを知っていての旦那の発言がもはや嫌がらせレベル。自分がいい顔したいだけでしょう』
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『自宅で毎日、旦那の嫌いなものばかりの料理を出す。そして「妻に苦手なものを食べさせて親にだけいい顔する夫って嫌いだわ」と言い続ける』なかなか強烈なコメントが続きますね。確かに、刺身が食卓に並んだら「もらったら?」と勧めるのではなく、投稿者さんの分もさりげなく食べてくれれば済む話のような気もしますよね。
誰もが美味しく楽しい食卓になるように
義実家との関係性をほどよく保つためには、旦那さんの力は不可欠です。義実家に行く直前に、「私は刺身は食べられないから断ってほしい」と念を押してみてはどうでしょう? さらに「お義母さんのことは好きだから、出されると断りづらい」と付け加えてみては? 旦那さんもハッとするかもしれません。
なかには「ビールは飲めないと伝えているのに毎回出されるので、自分の好きなアルコールを持って行くことにしている」というママもいます。何回説明しても覚えてくれないなら、投稿者さんなりの防御策を見出す必要があるかもしれません。
まずは面倒でも毎回「味覚が変わってお刺身は食べられません」と伝えること。さらに、旦那さんにも説明してもらうこと。それでも出されるときには、我慢して口にするのではなく、旦那さんに食べてもらいましょう。誰にとっても美味しく楽しい食卓になるのが理想のはずですから……。
文・岡さきの 編集・すずらん イラスト・Ponko