◆ 昨季に続き最後まで目が離せないCS争い
ロッテは3位を争う楽天に1−8で大敗。15日の西武戦から続く連敗は「4」に伸び、勝率で楽天を下回り4位に後退した。
先発のダラス・カイケルは2回パーフェクトの好スタート。しかし3回、先頭打者に初被安打となる二塁打を許すと、次打者の送りバントをバッテリーを組んだ田村龍弘が三塁へ悪送球してしまい、適時失策で先制を許した。その後も犠飛を許し2失点目。この回は1安打で2点を失った。
4回は先頭からの連打で無死一、二塁のピンチを招くと、三塁前へのバントを安打にしてしまい無死満塁。ここから2つの押し出し四球と2本の適時打を許し、カイケルはいずれも来日ワーストとなる4回6失点(自責点4)でマウンドを降りた。
6回は3番手の坂本光士郎が暴投で失点するなど、ディフェンス面に綻びが出て計8失点。責任投手のカイケルは来日2敗目(2勝)を喫した。
打線は楽天先発・藤井聖の前に、6回までグレゴリー・ポランコの22号ソロによる1得点のみ。8回は一死満塁で無得点に終わるなど、計9安打1得点と拙攻が目立った。
この結果、楽天は今季通算64勝61敗3分け、ロッテは65勝62敗6分けとなり、勝率2毛差で楽天が3位に浮上。18日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した平松政次氏は、3位争いについて「藤井が出てきてエースの早川もいる。勢い的には楽天」と、今季最長タイの5連勝をマークした楽天が優位との見立てを示した。
残り試合は3度の直接対決を含め、楽天が15、ロッテは10試合。解説者として出演した坂口智隆氏は「当たり前のことをちゃんと丁寧にできるかにかかっているんじゃなかと思います」と、Aクラス生き残りへ“凡事徹底”の重要性を説いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』