今年86歳を迎えた、今が一番面白い、ミッキー・カーチスの芝居と歌をフィルムに残すべく立ち上がった企画、短編映画『運命屋』が、11月2日より札幌・シアターキノにて先行公開、11月8日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることが決定した。
【動画】短編映画『運命屋』予告編 あわせて解禁となった予告映像では、ミッキーが自らオファーしたSUGIZOが手がけるノスタルジックな劇伴と、旧知の仲の細野晴臣が作曲したミッキー12年ぶりの新曲「面影ノスタルジア」の一部を聴くことができる。
1958 年にロカビリー三人男として爆発的なブームを起こし、同年、映画『結婚のすべて』で俳優デビュー。以来、ロカビリー歌手、俳優、タレント、音楽プロデューサー、レーサー、華道家、落語家、画家…日本芸能史における万能の天才として名を馳せるミッキー・カーチス。
本作は、ミッキー・カーチスという男が音楽と共に刻んだ人生を投影した物語。元ミュージシャンの老人が、人の記憶と命を管理するという謎めいた「運命屋」の女性と出会い、人生最期の決断を前に起きる奇跡の瞬間を、北海道名寄市の美しい風景の中で音楽と共に描く。
企画・プロデューサー、そして主人公が出会う運命屋の女性を演じるのは、「映像制作団体Project K」の主宰であり、ミッキー・カーチスを人生の師と仰ぐ広山詞葉。さらに、三谷幸喜率いる劇団「東京サンシャインボーイズ」で活躍し、ドラマ・映画に欠かせないバイプレイヤーの甲本雅裕が出演。そして、ミッキーとは『やすらぎの刻〜道』(19年)での共演以来、「80歳を過ぎてからできた親友」となった橋爪功が、アドリブ多発の軽妙なやり取りを本編で披露する。
脚本・監督は、映像作家として数多くの実写作品・アニメ作品を手がける森田と純平が務めた。
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