「コバホークは“友達“が少ない」「河野太郎はすぐ役人に怒鳴る」自民党スタッフらが明かす総裁候補の“裏の顔”

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2024年09月20日 06:10  web女性自身

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「自民党が変わることを示すもっともわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ」



8月14日、岸田文雄首相(67)が立候補しない意向を示したことで、9月27日に行われる自民党総裁選は候補者が乱立する事態となった。政治アナリストの伊藤惇夫さんが語る。



「世論調査を見てわかるように、岸田さんは不人気でした。現職総理大臣が総裁選で負けるのは屈辱なので、晩節を汚すことなく身を引いたほうがいいと判断し、不戦敗を選択したのでしょう」



表向き派閥が解消され、総裁選の行方は混沌としているが、政治記者はこう語る。



「議員にとっての一番の関心事は、次の選挙で勝つこと。総裁選では、政策うんぬんや日本の未来より、勝てる顔を選ぶことになります」



そこで、本誌は総裁選への立候補した9人の評判を集めた。すると意外な“裏の顔”が――。





■「自分の当選に必死な議員に総理は無理」



今回の候補者のなかで注目度ナンバー1なのが、小泉進次郎議員。



「若くて知名度もありますが、『30年後の自分は何歳かな』と語る人ですから、この人でいいのかという不安があります」(伊藤さん)



こう指摘されるように、その独特の発言が“進次郎構文”と話題に。自民党のスタッフもこう語る。



「気候変動問題に取り組むのは『クールでセクシー』『プラスチックの原料って石油なんです。意外に知られていない』など、首をひねりたくなる発言が目立ちます。



また独身時代の不倫疑惑が報じられたり、女子アナウンサーとの関係が取り沙汰されたり、女グセも気になるところ。とはいえ、政界では“神輿は軽いほうがいい”といわれているように、人気があって扱いやすい進次郎議員を推す声は少なくありません」



小泉議員と同じ40代で、注目を浴びているのが“コバホーク”こと、小林鷹之議員だ。



「開成高校、東大、財務省とエリートコースを歩み、政策能力にも定評があります。ただ、一匹狼的なところがあり、応援してくれる“友達”が少ない印象」(政治記者)



エリートコースを歩んできたが、仮面浪人や留年も経験するなど、意外と苦労人との評判もあった。



「知名度が低いのが難点。金もないから、パーティばかりやっていました。自分の当選に必死な議員に総理ができるわけがない。推薦人も“弱い”。20人のうち、1回生議員が6人もいる状態です」(自民党スタッフ)



2018年と2021年の旧統一教会系のイベントに祝電をおくったり、出席したりするなど、その関係も不安材料。



「裏金問題で安倍派幹部が要職から外されていることを疑問視する発言をするなど、若いけれども“古い自民党体質”を強く受け継いでいるという声も」(政治記者)





■「飲みに行きたくない」「人にも厳しすぎる」



9月15日に公表された朝日新聞や日経新聞などの世論調査で、次期総裁にもっともふさわしいと選ばれたのは石破茂議員。



「国民からの人気は高いですが、自民党内では不人気。仲間内で会合を開くとき、酒席なのに政策の話ばかりするため、飲みに行くのを嫌がる人が多い」(政治記者)



「一言で言えば、ケチ。飲みに行っても安い店ばかりと聞きます。しかも、話が回りくどく、理屈っぽい」(自民党スタッフ)



政治評論家の有馬晴海さんが補足する。



「『メシを食ったこともない人に票なんか入れられない』というある議員のぼやきを伝えると、石破さんは『それならオレに入れなくていい』と憤慨。石破さんの座右の銘である鷙鳥不群(しちょうふぐん・鷲のような強い鳥は群れない)を改められるかが、勝負を左右するでしょう」



マイナ保険証を強引に推進する河野太郎議員はどうか。



「やたらと他人の発言をデマ扱いするから“デマ太郎”などと揶揄されています。自分に厳しい一方、他人にも厳しく、すぐに役人に怒鳴り散らす。スケジュールに細かく、『はやく、はやく』とせっつく。リーダーシップといえば聞こえがいいですが、独善的という声も」(有馬さん)



父親である河野洋平氏から厳格に育てられた影響から、他人にも厳しさを求めるという分析もあった。



“初女性首相”へ名乗りを上げている議員のなかで一歩リードするのが、高市早苗議員だ。



「前回の総裁選で推薦人となったある議員は『負けた後でも慰労会をおこない、ご苦労さんの一言があってもいいものですが、それすらない』とこぼしていたそう。人心掌握術に問題あり」(政治記者)



前回の総裁選では安倍晋三元首相の支援もうけて飛躍をはたしたが、安倍元首相が亡くなった今、国会議員票が厳しいという声も。





■政治発信力より音楽の腕のほうが高い



もうひとりの女性総理候補が上川陽子議員だ。東大→ハーバード大と学歴は屈指だが、党内人気はいまいち。



「優秀ですが官僚からは悪評も。少しでもわからない部分があると説明を求めてくるので、委員会の答弁や資料作りのための拘束時間が長くなるそうです」(政治記者)



コロナ禍のときに厚生労働大臣を務めた加藤勝信議員は、「当時の総理だった菅(義偉)さんによく怒られ、しょんぼりしていたと聞きます」(自民党スタッフ)」。



農林水産大臣などを歴任した加藤六月氏の家に婿入りした加藤氏。もともと長女と婚約していたが婚約破棄となり、次女と結婚したという話もある。見た目は穏やかだが、「内に秘めた野心が強く、そのために周囲とのあつれきを生むことも多い」(政治記者)という評価もあった。



林芳正議員は、議員で組んだバンド「Gi!nz(ギインズ)」でギターを担当し、CDもリリース。なじみやすさを売りにしたいが、参議院から衆議院に鞍替えしたばかりで時期尚早という声も。



「政策通ですが、政治家としての発信力がない。音楽活動ほどの発信力があれば……」(有馬さん)



最後は、幹事長の茂木敏充議員。



「上のものにはゴマをするけど、下のものを見下すタイプ。朝は苦手で機嫌が悪い。官僚の間では“茂木マニュアル”なるものがあり、水はエビアン、訪問先では必ず喫煙所を用意するなど、細かい指示もあるそうです」(政治記者)



また、政界入りの際に日本新党から出馬し、「生粋の自民党」ではないという声や、若手議員の話も上から一蹴することもあり、同僚からの評判は悪いという話も。



実質的に次期総理を決める自民党総裁選。はたして、誰が選ばれるか。

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