【サンパウロ時事】南米ブラジルで18日に復活した簡易投稿サイトX(旧ツイッター)への接続が、19日に再び遮断された。AFP通信が報じた。Xはこれに先立ち、連邦最高裁からサービス停止の命令に従うよう警告を受けていた。
Xを巡っては、偽情報対策でアカウント凍結を命じた司法判決にXが従わなかったことを契機に、8月にブラジルで接続が遮断した。しかし、今月18日に復活。サービス提供の仕組みを変更したためで、Xは接続の復活は意図せず「一時的」と釈明していた。
AFPは接続業者の業界団体「ABRINT」の話として、19日午後に接続が再び遮断されたと報じた。最高裁は18日付の決定で、ブラジル国内でのサービス停止を命じた決定に反し、遮断を回避しないようX側に命令。従わなければ1日500万レアル(約1億3000万円)の罰金を科すと警告していた。