「iPhone 16 Pro Max」の予約争奪戦を制し、発売日に入手できたワケ 輝く「デザートチタニウム」を開封

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2024年09月20日 21:41  ITmedia Mobile

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発売日(9月20日)当日に入手した、「iPhone 16 Pro Max」のデザートチタニウム

 9月20日、「iPhone 16」シリーズが発売された。筆者は発売日当日にシリーズ最上位モデルの「iPhone 16 Pro Max」を入手した。色は人気色の「デザートチタニウム」を選んだ。予約直後から発売日まで、SNSの声を見ると、「発売日にゲットできた」などの声がある一方で、「手に入らない」という声もあり、入手困難な状況がうかがえる。


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 そこで、なぜ当日にiPhone 16 Pro Maxを入手できたのかを考えるとともに、iPhone 16 Pro Maxの実機に触れた感想をお伝えしたい。


 iPhone 16 Pro Maxのディスプレイサイズは、15 Pro Maxの6.7型より0.2型大きい6.9型となった他、光学5倍ズームが可能なアウトカメラ、新しい「カメラコントロール」の搭載など、ハードウェアの進化が大きい。日本ではまだ使えない生成AIベースの「Apple Intelligence」はアップデートを待つしかないが、後に中身がブラッシュアップするモデルともいえる。


 予約開始とほぼ同時に初回入荷分がなくなったことから、iPhone 16 Pro MaxはiPhone 16シリーズの中でも群を抜くほどの注目度といえる。実際、ビックカメラ有楽町店が掲示したポスターを見ると、20日15時30分の時点で当日分の在庫があったのは、「iPhone 16」の128GB、256GBのピンクのみだった。


 予約後即完売、当日分も入手しづらい、iPhone 16 Pro Maxを入手できた理由の1つに、クレジットカードの登録を挙げたい。筆者は予約開始日(13日21時)の前日にApple IDへクレジットカードを登録しておいたため、スムーズに予約を完了できた。


 もう1つ思いつくのは、予約開始前に購入予定のモデルを選んで、その情報を保存しておいたこと。2024年は1年前と違い、クレジットカードの情報に加え、購入を希望するモデル、ディスプレイサイズ、色、容量などを選択し、これらをまとめて保存できた。「予約の予約」とでもいうべきだろうか。


 ただ、予約開始時刻を過ぎても、製品を選択できるページにたどり着けず、2024年も苦戦を強いられた。筆者は、初回入荷分を逃した過去の苦い経験を教訓に、Mac(Webサイト)とiPhone(Apple Storeアプリ)の計2台を用意し、待機してみたところ、予約ページへ先にアクセスできたのはMacだった。


 しかし、既に指定住所あての配送予定日が10月1日以降となっていたため、泣く泣くApple Store銀座での受け取りに変更したところ、発売日当日の受け取りができた。1年前も同じ状況だった。


 この技を知って以降、初回入荷分を取り逃したことはほぼない。とはいえ、Apple Storeがあるのは東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県で、北日本にはないため、Apple Storeが近場になく受け取りに出向けない人のための施策がほしいところ。


●いざ、開封の儀 デザートチタニウムは金色に輝く


 開封の様子や実機を手にした印象などもお伝えしたい。外箱の背面にある紙のテープをはがせば開封できる。箱やiPhone本体を包むプラスチックフィルムはなく、USB Type-Cケーブル、SIMカードを取り出すためのSIMピンが付属する。簡易ガイド、りんごマークのシールはなかった。


 いざiPhone 16 Pro Maxを手にすると、とても高級感のある質感はさることながら、手から滑りづらく指紋も目立ちづらいことが実感できた。名はデザートチタニウムだが、サイドフレームに日光が当たると金色のように見える。だからといって輝きすぎない。


 背面のガラスはサラッとした質感で、こちらも手汗や指紋が目立ちづらい。サイドフレームと背面に一体感があり、まるで伝統工芸品を見ているかのような印象だ。重量はiPhone 15 Pro Maxの221gから6g増し、227gとなっている。わずかな差となるため、より重くなった感はなかった。


 iPhone 16 Pro Maxを選んだのは、「動画視聴」「地図閲覧」における大画面の恩恵が大きいから。付け加えると、アウトカメラを利用し、写真を撮影する機会が多く、その写真も大画面で見たい。もし、撮影した画像の仕上がりが「ややよくなった」程度のアップデートなら、買うかどうかさらに迷っただろうが、ハードウェアの進化にひかれた。


 例えば、アウトカメラはレンズから取り込んだ光を何回か反射させる「テトラプリズム」という構造を15 Pro Maxから継承しており、厚さ8.25mmのボディーに「コンパクトなカメラシステム」を納められることに加え、長い焦点距離を実現できている。


 初搭載のカメラコントロールも長期間、試したいと思った。感圧センサーやハプティックフィードバックを活用し、まるでボタンを押し込むかのような感触を再現しており、カメラを起動したり、ズームしたり、シャッターを切ったり……と、これ1つでカメラの機能をコントロールできる。


 この他にも、特筆すべきところは多いが、今回はこの辺りで筆をおろして、じっくりと使ってみたい。先述の通り、Apple Intelligenceは日本での提供を待つしかないが、アップデートで利便性や使い心地がどう変わるのかにも期待したい。



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