アルゼンチンメディアの『オレ』は19日、21日に開催されるリーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部リーグ後期)第15節ボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートの「スーペルクラシコ」の治安維持オペレーションの内容を報じた。
元ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニなどを擁し現在後期リーグ10位(年間順位6位)のボカは、アルゼンチン代表MFクラウディオ・エチェベリが所属する後期9位(年間順位2位)の宿敵リーベルをホームで迎え撃つ。長年のライバル関係に加え、勝ち点差が「2」で迎える「スーペルクラシコ」では、来年のコパ・リベルタドーレス出場権(年間順位3位以内)獲得のためにも両チームともに勝利が欲しい状況となっている。
そんな一戦では安全上の理由でアウェイサポーターの入場は禁止されるが、それでも厳重な警備体制が敷かれるようだ。
報道によると、ホームチームのサポーターがスムーズにスタジアムに着けるよう、16時キックオフの8時間前となる午前8時からスタジアム周辺の交通規制が開始される。スタジアム周辺には3つの警備ポイントが設置され、約1300人の警官が配備。また、試合開始の4時間前にスタジアムの門が開き、サポーターは早めの入場が推奨されているという。
そして、アウェイのリーベルはボカサポーターからの攻撃を受けないよう、前泊するホテルと試合会場の「ラ・ボンボネーラ」までの片道約4キロメートル距離を警官により護送され移動。
更に、ブエノスアイレス市の治安部門は、路上で赤信号での停車中に窓を拭きお金を稼ごうとする人たちや、違法露店、チケット転売などを排除するための特別予防措置がとられると説明されている。