【バスケ】B3新潟の元日本代表SG川村卓也が546日ぶりの公式戦出場へ 21日天皇杯富山戦

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2024年09月21日 05:01  日刊スポーツ

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天皇杯に向け、シュート練習をする川村

B3新潟の元日本代表SG川村卓也(38)が約1年半ぶりに公式戦のコートに立つ。今日21日に今季初公式戦の天皇杯2次ラウンド1回戦(富山・ありそドーム)で、B2富山と対戦する。昨季は所属チームがなく、今季は22−23年終盤に在籍した新潟に復帰した。自身の復活とチームの勝利を重ね合わせ、リスタートする。


「コートに入る立ち位置に戻れたことが何よりうれしい」。復帰戦を前に表情は明るい。「自分に求められていることは得点」。直前の練習では3点シュートラインに沿って丁寧に打ち込んだ。「チームとしては胸を借りる。個人的には自分のパフォーマンスを重ねていくこと」とB2相手にテーマを持って臨む。


当時B1だった新潟在籍時の23年3月25日の千葉J戦以来、546日ぶりの公式戦出場になる。16日のプレシーズンゲームのB3金沢戦(89○63、十日町市総合体育館)では10得点。鵜沢潤監督(42)は「試合の流れを変えられる。彼がいることで、相手は嫌がる」と期待を寄せる。


無所属だった昨季は試合解説などのかたわら、ほぼ1人トレーニングしていた。今はチームメートに盛んに声をかけるムードメーカーは、「常に2ケタ得点をしたい」。貢献する環境があることに感謝し、実戦の場に戻る。【斎藤慎一郎】


◆川村卓也(かわむら・たくや)1986年(昭61)4月24日生まれ、岩手県出身。盛岡南高からJBLオーエスジーに入団。05−06年に新人王を獲得した。08−09年にJBL栃木(現B1宇都宮)に移籍し得点王。05年に日本代表入りし、同年のアジア選手権、06年の世界選手権などに出場した。Bリーグでは16−17年から横浜BC、19−20年から三河、20−21年はB2西宮でプレーした。Bリーグ通算321試合出場、3603得点。3点シュート成功480回、アシスト1058。193センチ、90キロ。ポジションはSG。


○…新潟のメンバーが、長岡市役所を訪れ、磯田達伸市長(72)と面会した。鵜沢監督、主将のSF池田雄一(41)、4季ぶりに新潟に復帰したPG五十嵐圭(44)が今季の抱負を語った。自らもバスケ経験者の磯田市長は、同監督ら18−19年のB1中地区優勝時のメンバーだったことに触れ、「あのときの沸き立っていた記憶がよみがえってきます」と話し、「1年で(B2に)上がってください」と激励。五十嵐も「あの時の盛り上がりが県全体に広がるようなシーズンにしたいです」と奮闘を誓った。

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