【フィギュア】青木祐奈はSP56・82点 初挑戦タンゴに「振付師になりたい」/東京選手権

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2024年09月21日 10:39  日刊スポーツ

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女子SP 演技する青木(撮影・鈴木みどり)

<フィギュアスケート:東京選手権>◇21日◇第1日◇千葉・アイスパーク船橋◇女子ショートプログラム(SP)



現役続行を決めて新シーズンを迎えている青木祐奈(22=MFアカデミー)は56・82点に「残念というひと言」と第一声を発した。2本目に3回転ループを予定していた冒頭の連続ジャンプで、最初のルッツが2回転に。リカバリーで後半の3回転フリップにループをつけることもよぎったが「壁に寄りすぎてしまった」と2回転トーループを選択。「練習でも失敗していなかったので、その分6分間からちょっと合わないところがあって。それを本番で直しきれなかったのが1番だった」と振り返った。


大学卒業の区切りとなった昨季に、国際大会などで活躍。競技者生活を続けると決めた。今季のSPは、得意分野ではなく、初挑戦のタンゴ。「自分がやり残した事のないように。あと今後、振付師になりたいと考えているので、勉強も兼ねて。自分でやっぱり経験することが大事だと思うので、ここで挑戦しました」とアルゼンチンの名曲の調べに乗る。「最初の部分では、いろんな男性から見られてるみたいな、ちょっと余裕のある女性を表現して。フライングキャメルが終わってからは1人の男性と、この人だみたいな、決めて、恋い焦がれるような感じです。最後のステップで2人の情熱的なステップ、ダンスを表現したいなと思っていて。最後は、結局1人になってしまう。ちょっと孤独だけど、強くて魅力的な女性を表現したい」。具体像を描きながら、滑りを高めている。


成績面での目標は、年末の全日本選手権6位と定める。「いままでの最高が7位なので。4大陸選手権などを目指していきたい」と見通す。今季は初めてグランプリシリーズ2大会にも出場する。来月にはスケートアメリカ(米テキサス州アレン)が控える。「海外のスケートファンの方に見てもらえる機会なので、自分らしさをしっかり表現で、滑りで見せれれば」と誓った。【阿部健吾】

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