マンU指揮官がラッシュフォードの復活に期待「生活、練習や試合での姿勢を正す必要がある」

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのさらなる活躍を願った。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

　マンチェスター・ユナイテッド生え抜きの26歳は、2022−23シーズンでキャリアハイとなる公式戦30ゴールを記録し、昨夏に契約を2028年夏まで延長。しかし、23−24シーズンは公式戦8ゴールにとどまり、チーム低迷の原因として大きな批判を浴びた。

　今季も開幕直後は不発だったラッシュフォードだが、14日に行われたプレミアリーグ第4節サウサンプトン戦で今季初ゴールをマーク。さらに17日のカラバオ・カップ（リーグ杯）3回戦バーンズリー戦では2得点を記録し、7−0の大勝に貢献した。

　テン・ハフ監督はラッシュフォードが見せる復活の兆しについて、ライフスタイルの見直しが一助になっているとコメント。「彼はいつもわかっていたと思う。選手なら誰でも知っていることだが、生活習慣が正しくないときは、このリーグでパフォーマンスを発揮することはできない。キャリントン（練習場）の外でも規律正しい生活を送らなければ、正しいレベルは得られない。例えば、彼をバックアップするなど、多少の助けは必要だった。でも、結局は自分でやるしかないんだ」と語り、同選手が自らの努力でパフォーマンスを取り戻しつつあると主張した。

　テン・ハフ監督は言葉を続け、「彼は自分の生活、トレーニングでの姿勢、試合での姿勢を正さなければならない。彼がプロフェッショナリズムを確立すれば、彼はパフォーマンスを発揮する。彼は才能ある選手だからね」ともコメント。同選手の完全復活に期待を寄せている。

「どんなサッカーのキャリアにも山あり谷ありだ。それに対処しなければならない。ラッシュフォードは経験豊富で、このことを知っている。彼は挫折があった時、どのように立ち直れば自分のキャリアとパフォーマンスにつながるかを知っている。彼はそれをコントロールし、復活の道を歩んでいる。今シーズンはとてもいいスタートを切った。シーズン序盤にストライカーが得点を決め始めるのはとてもいいことだ」

　マンチェスター・ユナイテッドは日本時間21日の25時30分（22日の1時30分）から、プレミアリーグ第5節でクリスタル・パレスと対戦する。ラッシュフォードが公式戦3試合連続ゴールとなるのか注目だ。


【ハイライト】マンチェスター・ユナイテッドvsバーンズリー