<フィギュアスケート:東京選手権>◇21日◇第1日◇千葉・アイスパーク船橋◇女子ショートプログラム(SP)
昨季のグランプリ(GP)ファイナリストの住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明治大)は60・94点で2位発進となった。「ジャンプを決めて、下の点がどのぐらい伸びるかなっていうところを見たかったので」と試合直後には悔しさが心を占めた。
「若干壁に寄りすぎてしまって。(練習拠点の)神宮より狭いのをちゃんと考慮し忘れたかな」と、後半の3回転ルッツで転倒があった。冒頭のダブルアクセル(2回転半)は決めたが、続くフリップからトーループの連続3回転でも大きな乱れがあった。
「残念」。ここまで取り組んできた成果を感じたかった。「すごく細かい部分をたくさん修正してきて。音の取り方1つ1つだったり、手の軌道だったり。細かいところでもきれいに見えるようにやってきた」と表現面の細部まで突き詰めて仕上げてきた。
この日はステップシークエンスでも「最初から音に遅れてしまったので、そこが全然できなかったな」と悔恨が募る。22日のフリーでは武器の4回転トーループ、挑戦中の3回転半を回避し、あえて3回転ルッツで表現面での評価を求めにいく。「全てのジャンプをクリーンに決めて、大技がなくても自分がどのぐらいの点数を出せるかっていうところを見たいな」と試金石にする。
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