<Xゲーム>◇第2日◇21日◇千葉・幕張メッセ◇スケートボード女子ストリート決勝
今年6月に米国で行われたXゲームを制した17歳の伊藤美優が、日本勢最高の銀メダルを獲得した。
45秒間自由に滑る「ラン」3本のうちのベストスコアで競う決勝で、1本目からフルメーク。優勝したクロエ・コベル(オーストラリア)に抜かれるまで1位につける84・00点の高得点を記録した。「自分はみんなよりも(技は)レベルの低いことをやっている」というが、「1つ1つの完成度が高いと思っている。なるべくいい流れで滑ることを意識したので、それがいい評価につながったと思う」とうなずいた。
今月ローマで行われた世界選手権で自身初の表彰台となる銅メダルを獲得。6月のXゲーム優勝から好調を維持しており「いい流れがきている」と自覚する。今後は未定としたが、自身のオリジナル技の習得や体力強化などにも力を入れていく予定。国内での競技の盛り上がりも感じており「いろんな人が見ても、かっこいいと思ってもらえるような滑りをしたい」と先を見据えた。
今大会が5度目の出場となったパリオリンピック(五輪)銀メダルの赤間凛音は銅メダル、初出場でパリ五輪金の吉沢恋(ACT SB STORE)は4位だった。吉沢は「1本目フルメークできて表彰台に乗れると思ったけど、思ったように点数がでなくて悔しい」と振り返った。【勝部晃多】
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