<Xゲーム>◇第2日◇21日◇千葉・幕張メッセ◇スケートボード男子ストリート・ベストトリック
昨年の日本選手権2位の池慧野巨(けやき、23=ベンヌ)が優勝した。
一発技勝負の「ベストトリック」で、米国のレジェンド、ナイジャ・ヒューストンやパリ五輪代表の小野寺吟雲らを抑えて頂点に立った。「金メダル自体すごく久しぶりなので、めっちゃうれしいです」と破顔した。
自信があった。「大会に出せそうな一番やばい技だった」という大技「ノーリービックスピンヒールバックテール」に果敢に挑んだ。数回に一度という成功率だったが、「正直、この技に乗れれば優勝できるという感覚だった」。各国のトップ選手が集う大舞台でしっかりと決めきり、存在感を発揮した。
この日の午前中に行われた、45秒間自由に滑る「ラン」で競うスケートボードストリートでは、12人中9位で予選敗退。「正直、ランはマジで苦手。(ベストトリックでは)一発でかい技が得意ということを再確認できて良かった」と納得顔だった。
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今年の日本選手権は出場しない予定で、今後は競技会の出場数も減らしていくという。「こういう、招待制の大会に呼んでもらえたら出たいかな」。ストリートでの撮影に力を入れる23歳は、自身の道を滑り続ける。
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