【バスケ】B1秋田、B3さいたまに勝利 熊谷航「やっぱホームって最高」 成長と課題出た試合

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2024年09月21日 22:12  日刊スポーツ

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秋田対埼玉 第2Q、レイアップシュートを決めるB1秋田・熊谷(撮影・浜本神威)

<バスケ天皇杯全日本選手権:秋田ノーザンハピネッツ86−52さいたまブロンコス>◇2次ラウンド◇21日◇秋田・タクミアリーナほか



B1秋田ノーザンハピネッツがB3さいたまブロンコスとの天皇杯2次ラウンド初戦を、86−52で制した。


第2クオーター(Q)、ポイントガード熊谷航(28)の連続得点を皮切りに、第3Q序盤までに約8分もの間、埼玉を無得点に封印。その間に20得点を挙げ、試合を優位に進めた。一方で第4Qには攻撃が止まる時間帯もあった。東北カップ準優勝から1週間、チームの成長と課題が表れた。


クマコー劇場は、21−24で迎えた第2Q残り8分9秒、フェイドアウェイ・シュートから幕を開けた。1点差に迫ると、その30秒後に3点シュート(3P)を沈めて逆転。さらに1分後にレイアップシュート、その30秒後に3Pと、1人で連続10得点で、試合の流れを引き寄せた。


熊谷は「今季は自分が、特にアグレッシブに行かないといけないと思っている」と語る。昨年の主力選手が数人移籍したことで、自身からアドバンテージをつくることを特に求められるようになった。「そういった面では、得点につながり点数が離れてよかった」。自身の連続得点から20−0のランを作り、埼玉を突き放した。熊谷は第2Qだけで両軍日本人最多の13得点をマーク。積極的に攻め、チームの推進力となった。


ただ第4Qは、開始から約4分半で得点がフリースローが1本のみと、シュートが入らない時間が続いた。「もっとオフェンスをクリアにしていかなければいけない。瞬時の判断が、もっと必要」。後手に回った時間帯を「全員の、5人の判断がうまくいっていなかった」と反省した。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=42)も「内容的には全然満足できていない。ディフェンスからオフェンスにうまくつなげられない、悪いシュートになる部分をどうやって改善できるか」と厳しかった。


一方で「東北カップより進んだ部分は第2Qの終わり方。Qの最後の締め方は、先週よりもチームの理解度は深まったかな」。B1仙台との決勝では数点差を追いかける中、Qの終わり際に簡単にシュートに行き、点差を離されることがあった。2週間後に控えるリーグ開幕に向け、1歩ずつ進んでいることは確かだ。


今季初の秋田でのゲーム。ピンクに染まった会場に、熊谷は「素晴らしい体育館ですし、雰囲気もつくってくださって。いよいよ始まるなと感じました。やっぱホームって最高だなと」。ピンク一色の応援が今年もやってきた。次戦は今日22日、B2福岡と対戦する。秋田で、勝って経験を積んでいく。【浜本神威】

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