【バスケ】宇都宮がリーグ戦同地区の北海道に快勝 今季実戦は負けなしの7連勝

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2024年09月22日 19:49  日刊スポーツ

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宇都宮対北海道 ドライブインからレイアップシュートを決める宇都宮のD.J・ニュービル(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボール天皇杯:宇都宮78−55北海道>◇22日◇2次ラウンド◇ブレックスアリーナ宇都宮



宇都宮ブレックスがBリーグ同地区のライバルに完勝した。レバンガ北海道につけいる隙を与えず、攻守で圧倒した。


際立ったのが、オフェンス面での「修正力」だ。前日21日のB3香川戦では第2クオーター(Q)が12得点に止まり、ブラスウェルヘッドコーチ(HC)から「自分たちを見失う時間帯があった」と指摘されていた。


この日は違った。速いテンポでボールを動かし、切れ目なく攻めた。ペイントエリアに飛び込んでの攻めを多く見せ、3Pシュートに偏りがちだった攻撃を修正した。北海道の小野寺HCは「想定以上にペイントエリアでやられたケースが多かった」と脱帽した。


ブラスウェルHCは就任当初から「修正力」を強調している。この日の攻撃は同HCの指示通り、と思ったらそうではなかった。


「そういうプランを立てたわけではないし、3Pシュートを打つなと言ったわけでもない」


選手たちが自分たちで判断してインサイドでの攻撃を増やしたようだ。2Pシュートを4本決め、11得点をマークしたギャビン・エドワーズは「チーム全員が昨日は流れが悪かったと認識していた。今日は流れのある攻撃ができた」と振り返った。


コーチの指示を待たずに自主的に修正できれば、これほど心強いものはない。ブラスウェルHCは「オフェンスのバリエーションは増えている。インサイドからもアウトサイドからも点が取れている」と評価した。


エドワーズが言う。


「外からのシュートが入らないなら、しっかりペイントに入って、短い距離から打つのがHCの方針。ミドルレンジからのシュートのプライオリティは3番目」と明かした。ディフェンスの強度も最後まで落ちず、強さだけが印象に残った試合。プレシーズンゲームと天皇杯で、今季はまだ負けなしの7連勝。今のところ、死角は見当たらない。【沢田啓太郎】

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