【バスケ】B1秋田、B2福岡に勝利も「ずっと」勢い乗れず「非常に負けた気分」前田HC/天皇杯

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2024年09月22日 19:55  日刊スポーツ

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秋田対福岡 ベンチから選手に指示を送るB1秋田・前田HC(撮影・浜本神威)

<バスケ天皇杯全日本選手権:秋田ノーザンハピネッツ88−72ライジングゼファー福岡>◇22日◇2次ラウンド◇秋田・タクミアリーナ



B1秋田ノーザンハピネッツがB2ライジングゼファー福岡に88−72で勝利した。勝ち進んだが、前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=42)は「非常に負けた気分です」と第一声。厳しい口調で続ける。「自分たちのアウトサイドシュートが入らない部分を露呈しながら、ディフェンスが緩くなる。こっちが勢いに乗りきれない部分はずっとあった」。


第1クオーター(Q)の23−12から点が動かないまま迎えた第2Q残り8分42秒、相手が日本人選手5人になった。この時間帯に外国籍選手らのサイズの利を生かし、リードを広げることが理想だが、このQを20−22。前半を終えて43−34と、むしろ差を詰められる結果となった。


後半になっても日本人5人にアドバンテージを取れなかった。第3Qは3分28秒間で7−9、第4Qは残り8分33秒から試合終了までで18−19。前半と合わせ実に計20分43秒の間、流れをつかみきれなかった。前田HCは「僕たちのスタンダードが下がってしまったのは非常に残念。(シュートを)打つのが怖いように見えます。非常に情けなかったですし、レベルが低い内容だった」と酷評した。


しかしこの勝利で、23日は、B1A東京と対戦できる。A東京は昨季東地区2位の強豪。経験を積むには十分な相手だ。「アルバルク東京さんに対して、ディフェンスをしっかり準備しながら、オフェンスは思い切ってできるように、しっかり勝負できるように」。突きつけられた課題は好材料と捉え、開幕に向けて1つ1つ克服していくしかない。【浜本神威】


○…秋田のシューティングガード元田大陽(22)は7得点2アシストをマークした。試合内容には「自分たちのやるべきことが崩れたのが一番良くなかった」と反省が残るが、勝ち上がったことで1つの楽しみが実現する。次戦のA東京には、北陸学院高、東海大時代の先輩・大倉颯太(25)がいる。大倉の前所属の千葉Jとの試合では双方出場がなく、Bリーグでは初対戦。元田は「すごい楽しみにしていた部分。初めてどっちも試合に絡むと思うので、全力を尽くしたいなと思います」と意気込んだ。

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