JRE POINTをお得にためられるクレジットカードは? おすすめの3つの紹介

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2024年09月23日 11:21  ITmedia Mobile

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JRE POINTをお得にためる方法を解説する

 JR東日本のポイントサービス「JRE POINT」。鉄道の利用や駅ビル・駅ナカ店舗での買い物、JR東日本のクレジットカード「ビューカード」の利用などでポイントがたまる。


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 JRE POINTは通常100円(税別)につき1ポイントたまるが、より効率的にためるために欠かせないのがビューカードだ。JRE POINTの効率的なため方と、おすすめのビューカードについて解説する。


●日々の鉄道利用でポイントがたまる


 JRE POINTはJR東日本が提供するポイントサービスだけに、鉄道利用でお得にポントをためることができる。中でも見逃せないのが「在来線乗車ポイント」で、JR東日本の在来線に乗車すると、モバイルSuicaなら50円(税込み、以下同)ごとに1ポイント、カードタイプのSuicaなら200円ごとに1ポイントがたまる。例えば、東京から津田沼までのIC運賃は483円になるので、モバイルSuicaなら9ポイント、カードタイプのSuicaなら2ポイントといった具合だ。


 頻繁に同じ運賃を支払うことでも、「リピートポイント」がたまる。このサービスは回数券をイメージすると分かりやすい。同一月内に同一料金を10回支払うことで、運賃1回分をポイント付与。11回以上になるとその都度、運賃10%相当をポイント還元してくれる。どんな駅区間でも同一料金区間なら対象になる。


 これら在来線乗車ポイントやリピートポイントは、通勤定期券を利用していても、定期券区間以外の乗車であれば対象。テレワークが多くなったことで、都度、交通費を精算しているという場合なら、リピートポイントが狙いやすくなるだろう。


●旅行や出張でポイントがたまる


 旅行や出張などでJR東日本の新幹線や特急などに乗車する場合は、さらに多くのポイントが獲得できる。「新幹線eチケットサービス」を利用することで2%のポイント付与。「在来線チケットレス特急券サービス」や「在来線チケットレス座席指定券」を利用することで5%のポイントが獲得できる。


 新幹線eチケットサービスなどはいずれもJR東日本のネット予約サイト「えきねっと」で購入したチケットや特急券、座席指定券を受け取ることなく、交通系ICカードやモバルSuicaにひも付けてチケットレスで乗車できるサービス。


 えきねっとで購入したきっぷを指定席券売機(みどりの券売機)で受け取って乗車することもできるが、その場合のポイント付与率は0.5%になるので、チケットレスの方が断然お得だ。


 このJR東日本の乗車券を購入時に使いたいのがビューカードだ。通常は0.5%のポイント(1000円につき5ポイント)がたまるのだが、対象サービスをビューカードで決済すると、ポイントがアップする。前述のえきねっとでJRのきっぷを予約してビューカードで決済した場合、3%のポイント付与になる。


 モバイルSuicaでグリーン券、お得なきっぷ、定期券を購入時の決済にビューカードを使った場合も3%のポイント付与。モバイルSuicaにビューカードからオートチャージやチャージした場合は1.5%のポイントがたまる。


 このポイント付与率はゴールドカード以外のビューカードの場合。ゴールドカードなら、えきねっとでJRのきっぷを購入したり、モバイルSuicaでグリーン券やお得なきっぷを購入したりすると8%のポイント付与。モバイルSuicaで定期券を購入すると4%と、より多くのポイントが獲得できる。


 この他、JRツアーや駅レンタカー、駅ビル・駅ナカ店舗での買い物、ネットショッピングモールの「JRE MALLショッピング」、ネットバンクの「JRE BANK」などでもJRE POINTがたまるが、やはりJR東日本の鉄道利用時にビューカードで決済することで効率的にポイントを獲得できる。


●JRE POINTと組み合わせたいおすすめのビューカード


年会費無料で使いたいなら「ビックカメラSuicaカード」


・年会費:初年度年会費無料、2年目以降524円、前年にクレカ利用がある場合は無料


・国際ブランド:Visa、JCB


 JRE POINTを効率的にためるために欠かせないビューカード。筆者はビックカメラとの提携カード「ビックカメラSuicaカード」を利用している。その理由は、年会費が実質無料になること。このカードは初年度の年会費は無料だが、2年目以降は524円が必要になる。だが年1回でもクレカ決済すれば年会費が無料に。筆者はモバイルSuicaにオートチャージすることで、ずっと年会費無料で利用している。


 ビックカメラでクレカ決済すると基本11%のビックポイントが付与される。ビックカメラの買い物にビューカードからチャージしたSuicaを利用することで、基本10%のビックポイントと最大1.5%のJRE POINTがたまるので、家電などの購入でもお得にJRE POINTがためられる。


駅ビルや駅ナカ店舗をよく利用するなら「JRE CARD(Suica付き)」


・年会費:初年度年会費無料、2年目以降524円


・国際ブランド:Visa、JCB、Mastercard


 JR東日本の駅ビルや駅ナカ店舗をよく利用するなら「JRE CARD」がお得だ。通常の1000円につき5ポイントに加え、エキュート東京やアトレ品川、ルミネ新宿などのJRE CARD優待店で利用することで、100円につき3ポイントがたまり、合計最大3.5%のポイントが付与される。


 初年度の年会費は無料だが、2年目以降は524円が必要。とはいえ、駅ビルや駅ナカ店舗で年間1万5000円の買い物をすれば525ポイントと実質525円相当のポイントがたまる。また、JR東日本スポーツが運営するフィットネスクラブ「ジェクサー」などの施設の月会費を前年に1回でもクレカ決済すると、翌年の年会費が無料になる。


JR東日本の新幹線をよく利用するなら「ビューゴールドプラスカード」


・年会費:1万1000円


・国際ブランド:JCB


 JR東日本エリアの旅行や出張などが多く、新幹線や特急などを頻繁に利用するなら、ゴールドカードの「ビューゴールドプラスカード」を検討してみるのもいい。当日の東京駅発の新幹線や特急のチケットがあれば、東京駅構内にあるプレミアムなラウンジを無料で利用できる。


 年会費は1万1000円になるものの、えきねっとで新幹線eチケットを購入してチケットレス乗車をすると、ゴールドカードならポイント10%。北陸新幹線で東京〜金沢を往復すると2806円相当のポイントが獲得できるので、4往復すると年会費以上のポイントがたまる。


 モバイルSuicaで定期券を購入すると2%付与、ゴールドカードの決済で4%付与になり、合計6%のポイントを獲得することもできる。例えば7万円の定期券をモバイルSuicaで購入すると400円相当のポイントがもらえる。


 さらにゴールドカードは年間の利用額に応じてポイントがもらえ、合計100万円以上を利用した場合、毎年5000ポイントがもらえる。150万円以上からは「ビューゴールドボーナス」が加わり、年間400万円以上の利用で1万7000ポイントが獲得できる。これらさまざまな特典を利用することで、年会費以上のポイントが得られ、十分元が取れるだろう。


●ためたJRE POINTはどう使う?


 JR東日本の鉄道やビューカードの利用などでたまったJRE POINTは、1ポイント=1円相当として駅ビルや駅ナカの買い物に使ったり、Suicaにチャージしたりできる。鉄道で使うこともでき、普通列車グリーン車の自由席を利用できる「Suicaグリーン券」に交換したり、新幹線eチケットの普通車指定席をグリーン車やグランクラスの座席にアップグレードしたりすることもできる。


 6000ポイントたまれば、おすすめの4つの駅のどこかに新幹線で旅行できる「どこかにビューーン!」が利用できるので、お得な旅行が実現できる。


 6カ月間に獲得したポイントや条件の達成に応じて、会員ステージ制度の「JRE POINTステージ」の特典を獲得することも可能だ。最上位のステージでは、前述のどこかにビューーン!を2000ポイント引きの4000ポイントで利用できたり、1人分の6000ポイントで2人が利用できるクーポンをもらったりもできる。


 JR東日本沿線で日々、JR東日本の鉄道や施設を利用し、モバイルSuicaを利用している人なら、JRE POINTがたまりやすく、使いやすい環境が整っている。まだJRE POINTを活用していない人なら、JRE POINTアプリに自分のSuicaやビューカードを登録・連携することで利用できるようになるので、早速やっておこう。



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