イチローがいきなり初回3失点、松井は無死満塁で押し出し四球→2回守備から高校以来のサードへ、松坂も守備で奮闘

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2024年09月23日 14:45  TBS NEWS DIG

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■高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN(23日、東京ドーム)

今回で4度目の対戦となった「高校野球女子選抜」と「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の一戦。元メジャーリーガーのイチロー(50)、初参戦の松井秀喜(50)、3年連続参加の松坂大輔(44)が夢の共演を果たした。

東京ドームはイチローの現役最後の試合となった球場、松井はかつて所属していた巨人の本拠地と思い出の詰まった場所でのプレーとなった。今回、イチローと松井が同じユニホームを着て試合に出るのは初。

試合は3年連続完投勝利の先発・イチローが、今年は立ち上がりからいきなり3失点。

1回表、マウンドに上がったイチローは1球目、137キロと最速にあと1キロというストレート。1番・田垣朔來羽(神戸弘陵学園)をピッチャーフライに打ち取った。しかし、2番・井戸穂花(東海大学付属静岡翔洋)にはスライダーをレフトに運ばれ、さらにレフトを守る松坂の送球が乱れて、1死三塁のピンチを迎えた。

しかし、KOBE打線も初回から猛攻で反撃。3点を追う展開で、1番・イチローがライト前ヒットで出塁すると、無死一、二塁で3番・松坂。強烈なライナーがサードへ、三塁手・原田京佳はグラブで叩き落としたが、送球が逸れて無死満塁に。ここで打席には4番・松井、20年ぶりに東京ドームの打席に入るとファンは大歓声を送った。

高校野球女子選抜の先発・坂井歩夢(神戸弘陵学園)は1球目、99キロのカーブで空振りを奪った。しかし、際どいコースに投げ込んでいったがストライクが奪えず、押し出しの四球。ここからKOBE CHIBENは一挙に5得点を奪い、5対3と逆転に成功した。

◆松井秀喜が高校生以来のサードの守備へ

2回にはセンターだった松井を高校以来となるサードのポジションへ。イチローは死球と内野安打で1死一、二塁のピンチを迎えたが2番・井戸、3番・山下を連続三振に打ち取り無失点に切り抜けた。

その裏、無死二塁でイチローの第2打席、高校野球女子選抜は2人目・柴田栞奈(クラーク国際)がマウンドへ。ストレートを捉えたがファースト正面のゴロ、さらに3番・松坂はショートフライに倒れた。柴田は元メジャーリーガー2人を打ち取り、笑顔を見せながらベンチに戻った。

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