中国大引:上海総合0.4%高で4日続伸、政府系大型株に買い

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2024年09月23日 16:40  サーチナ

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サーチナ

 週明け23日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比12.10ポイント(0.44%)高の2748.92ポイントと4日続伸した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国内の景気懸念がくすぶる中、当局は今年の経済成長目標(5.0%前後)達成のため、新たな景気支援策を打ち出すとの見方だ。当局の発表によれば、中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁と国家金融監督管理総局の李雲沢・局長、中国証券監督管理委員会の呉清・主席は24日、金融支援に関する共同記者会見を行う。人民銀は資金供給スタンスを強めている。人民銀は23日、リバースレポを通じ総額2346億人民元(約4兆8000億円)を資金供給した(満期分との差し引きでは959億人民元)。うち7日物が1601億人民元、14日物が745億人民元で、報道によれば、14日物リバースレポの実施は今年2月以来、約7カ月ぶり。金利も引き下げている。指数は小安くスタートしたが、程なくプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
 石油・石炭や銀行・保険などの大型株が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)が2.2%高、中国石油化工(600028/SH)と中国神華能源(601088/SH)がそろって1.6%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.5%高で引けた。
 発電株も高い。華電国際電力(600027/SH)が3.5%、国投電力(600886/SH)が3.1%、華能国際電力(600011/SH)が2.9%、大唐国際発電(601991/SH)が2.8%ずつ上昇した。素材株、海運株、インフラ関連株、自動車株なども買われている。
 半面、医薬株はさえない。上海医薬集団(601607/SH)が2.3%、北京同仁堂(600085/SH)が1.7%、天士力医薬集団(600535/SH)が1.6%ずつ下落した。半導体株、空運株、証券株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.84ポイント(0.36%)高の235.20ポイント、深センB株指数が5.72ポイント(0.55%)高の1048.17ポイントで終了している。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

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