今年ダービーVの黄金タッグ結成 大ベテランが3歳牝馬をスプリンターズS制覇に導くか

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2024年09月23日 20:30  netkeiba

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北九州記念を制したピューロマジック(今年6月撮影、ユーザー提供:でめきんさん)
 芝スプリント重賞を2勝しているピューロマジック(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初挑戦初制覇を狙う。

 ピューロマジックは父アジアエクスプレス、母メジェルダ、母の父ディープインパクトの血統。母は15年のファンタジーSの2着馬。全兄のメディーヴァルが昨年の韋駄天Sの勝ち馬なら、半兄のバグラダスは一昨年の朝日杯FSの5着馬。自身も含め、デビュー済みのきょうだい3頭は全てオープンまで出世している。

 ここまで10戦4勝。3走前の葵Sは8番人気の低評価だったが、17番枠から抜群のダッシュ力でハナへ。リズム良く逃げて、あっさりと重賞初制覇を果たした。さらに古馬との初対決となった前々走の北九州記念でも楽に先手を奪い、悠々の逃げ切り。前走のセントウルSでは13着に大敗したが、典型的な外差し決着になったので参考外でいいだろう。今の中山芝は逃げ先行有利なので、ガラリ一変があっても不思議ない。

 そして今回は鞍上も不気味だ。横山典弘騎手と安田翔伍厩舎のコンビは、これまでにJRA重賞を5勝。今年は日本ダービーをダノンデサイルで制している。それだけにテン乗りでも不安より期待の方が大きい。3歳牝馬の戴冠となれば、92年のニシノフラワー、07年のアストンマーチャンに続く、17年ぶりの偉業。メンバー中最高齢56歳の鞍上と、メンバー中最年少の3歳牝馬のタッグが、レースを大いに盛り上げることを期待しよう。

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