【フィギュア】佐藤駿が国内初戦で完全優勝 合計300点台の大台も「なくはない」自信深めた

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2024年09月23日 21:39  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

男子フリー 演技する佐藤(撮影・鈴木みどり)

<フィギュアスケート:東京選手権>◇最終日◇23日◇千葉・アイスパーク船橋◇男子フリー



22日のショートプログラム(SP)で国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら自身初の大台となる100点台(100・87点)を記録した佐藤駿(20=エームサービス/明治大)が、フリー175・63点の合計276・50点で国内の公式戦初戦で完全優勝を飾った。


冒頭でルッツやフリップなど多彩な4回転を降りた。「始まる前から意識していた」。中盤に4回転トーループは転倒したものの、最後まで今月中旬に行われたロンバルディア杯からの連戦の疲れを感じさせない滑りを披露。「課題もたくさん見つかって、次に向けてとてもいい試合になった」と振り返った。


SPでは「ずっと出したかった」という初の大台に乗せたが、「ここからこれ以上を目指さないといけない」と慢心はない。今月中旬のロンバルディア杯では、ともに出場した世界王者のイリア・マリニン(米国)がSPで自己ベストを更新する107・25点を出した。「次元が違う」と率直に思いを口にするが、「追いついていかなきゃいけない存在でもある」と力を込める。4回転6種を成功させた“4回転の神”。「できるところをまねしていきながら、マリニン選手みたいに確率のいい4回転を跳べるように、そして種類も増やしていけるように今後頑張っていかなきゃいけない」と誓った。


昨季は2年連続の出場となった4大陸選手権で銀メダルを獲得。今季は初めての世界選手権出場、そして表彰台入りを目指す。合計300点台の大台も「全部の4回転でプログラムを完璧にこなせたらなくはない」。20歳の“自己ベスト”はまだまだ先にある。

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