【フィギュア】松生理乃、中部選手権VでGPシリーズへ収穫「反省点がいっぱい見つかった」

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2024年09月23日 22:01  日刊スポーツ

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中部選手権の女子フリーで演技する松生理乃(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:中部選手権>◇最終日◇23日◇名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇女子フリー



ショートプログラム(SP)首位発進の松生理乃(19=中京大)が優勝し、今秋のグランプリ(GP)シリーズへ弾みをつけた。フリーで116・19点で2位となり、合計は186・54点。「GPシリーズの前に優勝で終われたのはプラスになると思います。内容に満足がいっていないので、反省点がいっぱい見つかりました」と振り返った。


冒頭の3回転ループは決めたが、2本目の3連続ジャンプは1回転ルッツ−2回転トーループとなった。「その後のフリップで3連続にしたい」とリカバリーを狙ったが、続く3回転フリップは転倒。「いつもと違うことを考えると失敗につながる」と4本目以降は落ち着いてジャンプを降りた。「回転不足はたくさんあったと思いますが、転んだり、パンクしたりせずに最後までいくことはできたので、そこは良かったところかなと思います」とうなずいた。


今季フリーは新たに世界的振付師のローリー・ニコル氏による「Lux Aeterna」を舞う。「前半は単調であまり波がない曲なので、そこを表すのがすごく難しい」と苦闘しつつ、「エッジや上半身を使うところが多くて、バランスやエッジワークがすごく大事になる振り付け」と学びを深めている。


前半シーズンはGPシリーズ第2戦スケートカナダ(10月25〜27日)、第5戦フィンランド大会(11月15〜17日)での好演を目指す。昨季は同シリーズへの派遣がなかった中、欠場した紀平梨花の代役としてスケートカナダに出場し、銅メダルを獲得した。「去年は代打で出させていただいて、そこで自分はチャンスをつかむことができた。またチャンスをいただけてよかったなという気持ちがあるので、それを無駄にしないように感謝の思いを持って、『絶対にノーミスしたい』という気持ちを大事にしたい」と力強く誓った。


2位は山下真瑚(21=中京大)が177・99点、3位は河辺愛菜(19=中京大)が171・57点、4位は大庭雅(29=東海東京FH)が154・51点で続いた。

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