香港前場:ハンセン2.0%高で続伸、上海総合は1.7%上昇

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2024年09月25日 14:01  サーチナ

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サーチナ

 25日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比381.98ポイント(2.01%)高の19382.54ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が155.56ポイント(2.32%)高の6870.03ポイントと9日続伸した。売買代金は1510億7240万香港ドルに拡大している(24日前場は1179億4350万香港ドル)。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の追加景気支援策が引き続き材料視されている。主要な金融当局が24日、共同で記者会見し、近く預金準備率を引き下げることや、既存住宅ローン金利の引き下げ、株式相場の安定策、国内6大商業銀行の資本増強など広範な景気支援策を明らかにした。また、昨夜の米株高や資源高も追い風となっている。米国の利下げ継続見通し、中国の追加支援策などで世界経済の鈍化懸念も薄らいだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が6.9%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が6.8%高、中堅行の招商銀行(3968/HK)が6.0%高と上げが目立った。
 セクター別では、中国不動産が高い。合景泰富地産HD(1813/HK)が7.8%、融創中国HD(1918/HK)が6.0%、万科企業(2202/HK)が3.8%、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.2%ずつ上昇した。
 中国の金融セクターもしっかり。上記した招商銀のほか、中国建設銀行(939/HK)が3.0%高、中国農業銀行(1288/HK)が2.6%高、中国平安保険(2318/HK)が5.5%高、新華人寿保険(1336/HK)が4.1%高、華泰証券(6886/HK)が5.0%高、中信証券(6030/HK)が3.7%高で引けた。
 ゼネコンやエンジニアリングなどインフラ関連の銘柄も物色される。中国交通建設(1800/HK)が6.6%高、中国鉄建(1186/HK)が5.6%高、中国中鉄(390/HK)が5.0%高、中国冶金科工(1618/HK)が3.0%高で前場取引を終えた。このほか、PVCパイプ・チューブメーカー中国最大手の中国聯塑集団HD(2128/HK)が3.1%高と買われている。
 一方、本土マーケットは6日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.73%高の2912.65ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。インフラ関連株、資源・素材株、消費関連株、ハイテク株、金融株なども上げが目立った。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

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