石川県能登地方を襲った豪雨により住宅4棟が流された輪島市の現場で、きょう午前、女性1人が発見され、安否がわからなくなっていた60代女性の死亡が確認されました。
豪雨により住宅4棟が流され、3人の安否がわかっていない輪島市の塚田川沿いでは、きょうも午前6時から自衛隊も加わり、あわせて440人が捜索にあたりました。
そうした中…
記者
「午前10時ごろです。現在、救急車にビニールシートがかけられました」
土砂の中から安否不明になっていた井角祐子さん(68)が見つかり、死亡が確認されました。
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井角祐子さんの夫 井角隆さん
「川の両側にいて、別れ別れになって、祐子に『家に避難して』と私が言ったんですよ。本当に見つかってよかったです」
発災翌日から毎日この場所を訪れ、捜索を続けた夫の隆さん。今抱えるのは後悔の念です。
井角祐子さんの夫 井角隆さん
「2階に上がれっていう言葉が正解かどうかというのは後悔しますね、私が。外へ、山のほうへ逃げていたら多分、結果論ですけど、助かっていたと思うんです」
奥能登を襲った豪雨では、これまでに9人が亡くなり、6人の行方や安否がわかっていません。塚田川沿いでは、未だに中学3年の喜三翼音さん(14)と前川政二さん(80)の安否がわかっておらず、現在も懸命の捜索活動が続いています。
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