【ラグビー】広告費換算47億!BL東京社長「びっくりするぐらいあった」優勝した昨季PO対象

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2024年09月26日 17:31  日刊スポーツ

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BL東京の定例会見で思いを語る荒岡義和社長(撮影・松本航)

ラグビー「リーグワン」1部で昨季優勝を飾った東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)の荒岡義和社長(58)が26日、23〜24年シーズンのプレーオフ(PO)広告費換算を報告した。


東京・府中市内で定例会見に出席。昨季は前身のトップリーグを含めて14季ぶり優勝へ駆け上がり、オフシーズンに外部業者(NTV AX−ON、内外切抜通信社)の調査でPOの広告費換算を行ったという。


期間は準決勝1週間前(5月13日)から決勝1週間後(6月2日)で、調査媒体は新聞・雑誌、ウェブ、X(旧ツイッター)、インスタグラム、YouTube、テレビ、ラジオ。結果は47億8000万円だった。そのうちテレビは約31億円だったといい、同社長は「びっくりするぐらいあった。ラグビーは試合数が限定され、売り上げの経済的な価値、大きさを示しにくい。『プロクラブとして、どうなのか』を知っていただくためにも大事になる」と驚きを交えて説明した。


12月開幕の今季に向けては、ファンクラブにおいて限定60人のスーパープレミアム(税込み11万円)、限定300人のプレミアム会員(同3万3000円)が売り切れ「あっという間に(限定人数に)達した。優勝効果と思っている」。一方、昨季後はパリ五輪やドジャース大谷翔平投手(30)の活躍があり、今秋にバレーボールSVリーグの開幕などを控えていることから「ラグビーのラの字がすっかり消えてしまった。危機感をかなり覚えています」と冷静に先を見据えた。


今季は25年3月30日に大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で三重ホンダヒートと対戦する。2季連続で主将を務めるNO8リーチ・マイケル(35)が高校時代を過ごした地であり、荒岡社長は「リーグワンは首都圏に偏っている。(23年2月の横浜戦で)ビジターの大分に行きましたが、地元の子たちが喜んでいた。『こういう機会を作れないか』と思った。興行としても思い出に残るものにし、やるからには昨季のホストゲームで達成した観客1万人以上を動員したい」と決意を示した。


リーチ自身は母国ニュージーランドから札幌山の手高に留学した1年目、04年9月26日の東芝−トヨタ自動車(月寒)を現地観戦したという。それが東芝との初めての縁だったといい「その時に初めて薫田(真広)さん(現ゼネラルマネジャー)に会って、ルアタンギ・バツベイが3トライ。(トヨタは)広瀬佳司、セコベ・レアウェレがいて、東芝に(ニコラス・)ホルテン、バツベイ、(大野)均ちゃん…。ずっと前から(札幌で)やりたかったです」と“里帰り”を待ちわびた。【松本航】

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