仕事が終わり帰ろうとすると、雨が降っていました。そこで私は、仕事が休みで家にいる夫に迎えをお願いすることにしました。電話をすると「すぐに行くよ」と二つ返事。私たちがスーパーの裏口で待っていると、夫はすぐに来てくれました。
シミズさんも送ってもらえるか聞くと、「もちろん」と快くOKしてくれました。
後部座席に娘が乗っていたため、私は後部座席、そしてシミズさんには助手席に乗ってもらいました。シミズさんを送り届けると、私たちは帰路につきました。まさかこの親切心が後々のトラブルになるなんて、このときは夢にも思っていなかったのです。
翌日、スーパーで働いているとシミズさんが話しかけてきました。
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私はちょっと戸惑いました。もちろん夫が、「ユウトって呼んでください」と自己紹介したわけでもありません。きっと私が「ユウト」と呼ぶのを聞いて名前を知ったのでしょう。私は少し不愉快な気持ちになってしまいました。
娘が幼稚園に通いはじめたことで、私はパートとして働きはじめました。パート先の人たちはみんな親切な人ばかりで、年齢の近いシミズさんとはよく話をしています。さてある日、帰りに大雨が降ったため夫に車で迎えに来てもらいました。困っていたシミズさんのことも送り届けることができ、ひと安心。しかし翌日になると、シミズさんは「優しいね、カッコいいね」と夫のことをすごく褒めてきます。しかも「ユウトさん」と下の名前呼び……。なんだか困惑してしまいます。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか
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