直近半年の副業経験者は減少　副業希望者も減少傾向に

　副業人材マッチングサービスを運営するlotsful Company（東京都港区）は、全国の企業に勤める20〜40代の会社員男女を対象に、副業に関する定点調査を実施した。直近半年の間に副業を「実施した」と答えた人は35.0％と、5月の前回調査時（38.3％）に続き減少した。

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　今後半年の間に副業を行うつもりはあるか、副業意向を尋ねた。「実施するつもりだ」と答えた割合は46.4％まで減少し、2022年5月に次ぐ低い回答率となった。

　男女年代別でみると、20代男性の副業意向は5月の前回調査の19.4％から22.5％に伸び、前年同月比でも1.3ポイント増加した。また30〜40代女性の副業意向も、前回より回復傾向にあった。

●副業を行った理由1位は？

　「副業を実施した理由」で最も多かったのは「自由に使えるお金を増やしたい」（43.3％）で、過去の結果を見ても変わらず最多だった。次いで、「副業をしないと生活が成り立たない」が24.7％、「所属企業が副業を推奨・容認しており副業しやすい」が17.7％と、それぞれ過去最多となった。

　「副業を実施しなかった理由」は、前回と同様に「本業が忙しい」が24.3％で最多だった。また、今回の調査では「スキル不足や本業との両立に不安がある」が11.5％、「周囲から副業は大変だと聞いた」が6.5％となり、過去最多だった。

　今回の調査は、全国の企業に勤める20〜40代の会社員男女を対象にインターネットで行った。期間は7月31日〜8月9日、有効回答数は656人。