中間貯蔵に理解と誇りを=「未来のため備蓄」―元RFS社長

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2024年09月27日 09:01  時事通信社

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時事通信社

インタビューに答える元リサイクル燃料貯蔵(RFS)社長の峯雅夫氏=14日、青森県むつ市
 原発から出た使用済み核燃料の中間貯蔵施設(青森県むつ市)を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)の2代目社長を務めた峯雅夫氏(69)がこのほど、同市内でインタビューに応じた。中間貯蔵について、「再生利用する燃料を未来のために備蓄する施設だ」と強調。地元住民らには理解と誇りを持ってほしいと訴えた。

 ―中間貯蔵施設がいよいよ事業を開始する。

 感無量だ。2003年にむつ市が誘致したが、当時の杉山粛市長をはじめ、お世話になった多くの方が鬼籍に入られた。ご尽力には感謝あるのみだ。

 ―中間貯蔵施設の意義は。

 日本の原子力にとって一番必要な施設だ。特に(使用済み燃料を収納する)キャスクで貯蔵・保管する乾式貯蔵は極めて安全性が高く、(プールでの保管から)乾式貯蔵への移行は安全性を高めることになる。

 ―「永久貯蔵」になるとの懸念もある。

 懸念はある意味ごもっともだ。六ケ所再処理工場の竣工(しゅんこう)を全力で成し遂げてもらわなければならない。

 ―むつ市の負担をどう考えるか。

 中間貯蔵施設は再生利用する燃料を未来のために備蓄する施設で、未来に希望を届ける仕事だと思っている。その意味で、市民の皆さんには事業の意義を理解いただき、誇りを持ってほしい。

 ―地元に貢献はできるのか。

 下北半島には核燃料サイクルの施設が集中している。この一連の施設の一部として(中間貯蔵施設は)国内はもちろん海外からも注目され、交流が生まれるだろう。この地域が担っている役割は非常に大きい。それが正当に評価され、地域振興のためいろいろな施策がなされるべきだ。 

このニュースに関するつぶやき

  • アホか。住民に誇りを持てはいくらなんでも無理がある。誇りなんて言葉は、必要だと言って推進してる自民党が自民党本部にでも貯蔵した時に彼らに対して使う言葉よ。ネトウヨが自宅保管とかさ。
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